7月13日(火) はれ 北部九州梅雨明
前回は筑豊新道を登り、福智山からホッテ谷へ下り、分岐から
ホッテ谷新道を登り返した。今回は大塔ノ滝を見て、烏落から
ホッテ谷新道を下り、七重の滝ルートを登り返す。
ルート 福智山ダムー大塔分かれ-烏落-ホッテ谷新道-七
重の滝登山口-七重の滝-山瀬・豊前分かれ-豊前
越-頓野林道-大塔分かれ下-福智山ダム (単独)
↓ 今回も福智山ダムから見る山は厚い雲に覆われていた。瀬ノ里橋の
たもとの登山口から入山。林道を幾つか横切りながら大塔分かれへ。
↓ 大塔ノ滝を見て烏落へ。
↓ 烏落ちから前回登ったホッテ谷新道を下り、鱒淵ダム湖の七重の滝
登山口へ。途中は雑木林で景観は無いが、林が途切れた谷あいで
空を見ると、青空に雲が被っていたが、雨を降らせる雲ではなかった。
↓ また雑木林に入る。前回もこの辺りだったが、今日も一人の女性登山
者と会った。風も無く暑いので引き返そうかと言っていたが、雨の心配
は無いし日も長いので、もう少し頑張って下さいと励まして見送った。
話し好きな女性で15分も時間を費やした。
↓ ホッテ谷分かれから七重の滝登山口まで、緩やかな道を谷を見なが
ら下って行く。(^^♪
↓ 途中砂防ダム下の川沿いの開けた所で昼食休憩を取る。そしてここ
から15分、ななえばしを渡り七重の滝登山口に着く。
↓ 七重の滝登山口を少し登った所に手造りの休憩所があった。この道は
数回歩いているが前は無かった。自由に使って下さいと、焚火の薪や
鍋・窯などもあった。興味深く覗いてから七重の滝入口橋を渡り一の滝へ。
↓ 心配していた徒渉場に木の橋が架かっていた。ここ
はロープ一本を頼りに渡っていたが、滝の水が集積し
少し水量が多いと渡れず、ここで引き返した登山者も
多かろう。
木橋を渡るとやがて一の滝の赤い鉄橋が見えて来る。
最近塗り替えた様で、紅色が際だっていた。橋を渡り
ながら一の滝を見て通る。
↓ 滑りやすいが沢に沿って七つの滝を見ながら登って
行く。
↓ 最後の七の滝を見て滝の上に登る。滝の上は嘘のように平らで寛ぎ
の場になっている。歩き始めて4時間半が経過し疲れもみえたので
少し休憩を取った。
滝の上はまるで違う山に登っているように様変わりする。穏やかな水
の流れを見ながら歩く。セミの声が小鳥のさえずりをかき消していた。
↓ 徒渉して山瀬・豊前別れに立つ。直進すれば尺岳。
左を取り豊前越へ。じわりじわりと登りがつづき身体
が重たくなり、稜線の豊前越手前のガレ道でエネル
ギーが切れ、やっとの思いで豊前越に辿り着いた。
↓ 入山して6時間半が経とうとしていた。ホッテ谷分かれの女性との長話。
そして無風と暑さの中、滝での立ち止まりが多くなり、予定の時間より
1時間オーバーしていた・・・。本来はここから烏落に戻り、上野越から
福智山ダムに戻りたいと思っていたが、ここで限界を感じ、エスケープ
ルートを選択。杉林の細い山道を下り、頓野林道に出て福智山ダムに
戻った。
3リッターの水はまだ1リッター残っていた。水分補給は十分だったが、
今日の暑さで体力と気力がリミットに近かった・・・。CATの目安は山
中8時間が限界で、今日のエスケープの選択は正しかった。
この日の晩酌は、七重の滝登山口で採取したクマザサの葉二枚をカツ
オのたたきに添え、冷たいビールを飲みながら登山道を省みた。
七重の滝も五の滝までは普段通りに歩いていたのだが、豊前越の登り
上げで疲労を感じた・・・。まだ工夫がいる様だ!
テレビで北部九州が梅雨明けしたと言っている、どうりで・・・と思いなが
らビールを飲み乾す。暑い一日だった。
さて、次はどこの山を歩こうか・・・。