こんにちは、兵庫県川西市のかなみ社会保険労務士事務所の松田康です。

 

今年に入ってから相談に来られた老夫婦が「娘の障害年金の相談をしたい」という相談。

 

お話しを聞けば、「今までいろんな会社で働いても長続きせず、体調を崩して精神科を受診 治療をする中で知的障害と分かった」という方。障害年金の方は10年前に請求したんだけと、程度不該当で不支給になっていましたえーん

 

相談に来られた理由は「夫婦とも高齢になり、娘の生活(障害年金)のことを何とかしたい」ということでした。

 

障害年金を請求した診断書を見せてもらったところ、等級の目安は「2級」程度。これは5年前に策定された精神障害ガイドラインに当てはめた場合。

 

10年前は兵庫県での審査 兵庫方式です。

当時、日常生活能力の程度が(3)の場合、程度不該当になることが多かった時代ですショボーン

兵庫県の審査で不利益を被った方がまだいらっしゃいましたガーン

 

「もう一度診断書を書いてもらって請求すれば大丈夫」と説明しましたが、「また不支給になりたくない」とのことで、受託することになりました。

 

面談の最後に「私(母)は癌を患っており、春までもつかどうか、と言われてる」という話。

心残りだったんですね。。 娘さんのことが。。。

 

 

できるだけ早く手続きをしようと、すぐに医師に診断書を依頼しました。その医師はよく知ってる方で、診察室で事情を説明すると、「えっ!障害年金を受け取ってなかったの!」「以前、診断書を書いたよね」という言葉。

 

医師は以前書いた診断書により既に障害年金を受け取っていたと思ってたようで、その場で診断書を作成してくれました。

病歴・就労状況等申立書をすぐに作成し、初回面談か1週間経たないうちに障害年金を請求ダッシュ

 

普段は受給の可否をあまり言わないのですが、この方の請求については「絶対に大丈夫グッ 安心してください!」とお伝えしておきました。

 

 

 

そして、先日お父様から年金証書が届いたという連絡。「少し前に届いていたんだけどバタバタしていて」という言葉。

 

間に合わなかったようですショボーン

 

でも、受給できるんだと安心されていたようで、今は仏壇に年金証書を置いているようです。

 

心よりご冥福をお祈り申し上げます。