909dayに新曲発表! | マノンのMUSIC LIFE

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9月9日の今日、Rolandが「#909day」として、30機種以上の新製品を全世界へ向けてストリーミングで今まさに発表中です。
ニュースリリースはこちら

もちろん現在のエレクトロニック・ミュージックに大きな影響を与えたドラム・マシン「TR-909」にちなんだものですが、あたしもそれに乗っかって新曲を発表させていただきます。
TR909

イントロで2番目に出てくるのが最初に買ったTR-606のチープな音
Tr606

3番目がかつて使い倒したTR-909。
まぁ今回はどちらも実機じゃなくて、ソフトシンセのプリセットにエミュレートしてある音を使いましたが。

そして、右チャンネルのギター(テレキャスター)には、昔なつかし弁当箱タイプの変態ヴィンテージ・エフェクター「Funny Cat」を引っ張り出して使ってみました。今で言うタッチワウですね。
FunnyCat

このようにローランドさんには昔も今もいろいろとお世話になってます。


さて肝心の新曲、いつものように厳しめの感想をいただけるとうれしいです。
特にミックスはやり直す余地があると思うので、ギターが聴こえないとかベースが出過ぎとか、楽器のバランスへのご意見聴かせてください。

今回は割と普通のギターポップな感じ


・・・になるだろうな、と思ってたんですが。
去年の夏の新曲発表時に「次の曲はもっとポップ」とか言い訳してるように、もうアウトラインはできてたんですが、歌詞が乗らないままに年を越してしまって、年明けに試しにラップにしてみたら一気に書けたので、そこから半年以上いじくりまわしているうちに全然あさっての方向に行ってしまいました。毎度すんません。

「どこがラップやねん!」って声が聴こえてきますw
メロディがついてても作り方がラップならラップだろうと思って。

脚韻を踏んでいくのは普通の歌でも当たり前にやることですが、ラップはむしろ頭韻を重視しつつ単語を畳みかけて、言葉からメロディーのリズムを作っていくところがキモじゃないかと思うんですよね。
言葉数が多すぎる時は3連とか6連にすると詰め込めるし、削るんじゃなくてむしろ足した方がうまくまとまるってのも、やってみて初めて判った事。

まぁそういう解釈も出来あがったものも、専門家からすれば全然違うのかもしれないですが、マノン流ラップってことでお許しあれ。
言葉が詰まりまくっててピンポイントでブレスしないといけなくて、焦って一気に吸ってるので目立ちますね。

あたくしマノンが開発いたしました(と思いこんでるだけで既にあるのかもしれないけど)「忍喩」もいくつか盛り込んであります。
表面上、韻を踏んでないけど、英語を日本語に訳すと(その逆もアリ)ライムしてるという、何の意味があるかわからないもの。
たとえばライトハウスを「灯台」と和訳すると、放題、砲台、肥大までとんとんとんと踏んでいけるんですねぇ。
まぁ「見晴らしのいい灯台」ってのが、聴いた感じがあんまり良くなかった、ってだけのことで、創作上の過程をバラしてるだけのような気はします。

中間のしゃべってる部分は実を言うと「いわゆるラップ」すなわち2~3の音階を上下するようなものにしようと思ってたんですが、「サイケな最敬礼」の所以外はライミング(押韻)など意識する間もなく、ダダダダっと歌詞が出てきちゃったのでラップにはなりませんでした。スポークン・ワードってやつかな。
一発録りで済ませましたが、ここはオートチューンで音程を半音単位で補正をかけたので、ボカロの早口曲みたいになっちゃってるかも。

歌詞を載せておきますので、みんな一緒に歌ってくださいwww


「驕人日記 Geniusly Serious」

DearDiary  夢見のストーリー  読み解くジーク  愛すべきGのgeek 
偉大なり  脳細胞のホワイトノイズ  飽和する前に  崩壊すべきGREEK 
DearDiary  残るはひとり  妄想の祝祭  主催は詠絮之才 
美の裸臀  孤独のテロリスム  あまりに手に余りある油
you gotta open your hurt

尊大な下僕  無力な主権者  understand? 死相滲む思想  下層が大暴走
マクロの論理で  煙に巻くクロムウェル  怒りのミクロ百人  一首を一刀両断
見晴しのいいライトハウス  発射放題  性懲りもない砲台  大脳肥大
理想は褪せる  武装に堕する  結果 火器が支配する事実上の王政
yeah you got it!!
殴打 and 殴打

21世紀のニュートンは液晶画面を一日中凝視して抱えきれないほどのリンゴで絨毯爆撃する快感に昇天しながら
動かなくなった精虫に足を生やすよりも単性生殖の方が手っ取り早いと悟るに至る
凡人の謂わゆるところの天才は自分自身への証明にその人生を捧げ去りがたきこの世界に向かってサイケな最敬礼で去って行け~
Ahaha 君を理解できないのは人々のせいじゃないよ
学校で教わったはず共通点がないものは「仲間はずれ」と名前を付けて捨ててしまえ!って 


DearDiary  話すもしかり  虹彩に蠢く銃弾  最高裁の不文律
冴あり  仲間さえあり  栄えありし風致地区 恥辱の再構築
DearDiary  思い込みの果ての 重い廃棄物  ファイル満杯の不始末率
>Revolutionary<  放棄不能の遺産ばかり また積みあがる夕方 

Over and over                
It's over and over
and it's over Hanover           
no no never hand it over                 
over and over take over
DearDiary...sorry                  

最後のページに 自ら与えたこの名を刻む xoxo 

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「Dear Diary」というのは海外ドラマで日記を書くシーンがよくあるんですが、あちらでは擬人化して対話するような形式なのです。
「日記さん 今日は悲しい事があったの。。。」みたいな感じで。

最近は芸能人でも遊びでラップをやるほど一般化してきた一方、最先端のものは欧米でも日本でも歌とラップの境界がなくなってるようなものも多いんです。

KANYE WEST - Stronger



「いわゆるラップ」のような単純なフロウのものは、既存のラップのメロディをなぞっているだけのように聴こえるんですよねぇ。
もちろん30年以上の歴史があるわけでどんどんイノベーションが行なわれて今に至ってるはずなんですが、いまだにオールドスクールな感覚のものも多いような気が。
リリックも「オレがNo1!」で相手をディスるだけみたいなのは、フリースタイルのバトルなんかだと面白いけど、いざ作品にするとエミネム以降の世界では、もはや内容の乏しい代物。

やっぱり言葉が重要になってきますからね。

たとえば巷で人気の「水曜日のカンパネラ」なんて、改めて聴くとなんとなくあたしの曲に近いテイストもあるような気がしてきた。

水曜日のカンパネラ - 松尾芭蕉


ラップ自体は悪いと思わないけど、単語を羅列してるだけみたいな部分が多くて、結局あなたの言いたいことは何なの?って感じであんまり好きになれないかな。
ビジュアル面も含めてセンセーショナルな感覚がウケてるんでしょうけど、表現の核みたいなものをちゃんと持っているのであれば生き残っていくでしょう。今は未知数だけど。

その点、高校生でデビューした彼の表現は新鮮でいいですねぇ。

ぼくのりりっくのぼうよみ - Newspeak


さて、みなさんはどちらがお好み?


ドラムマシンについては改めて書く予定ですが、フルアナログだった「TR-808」がフルデジタルへ進化する狭間で、金物のみデジタルというハンパさもあってか当時は売れなかった「TR-909」。
同様にMIDI機器・音源が急激に進化して無用の長物となったベースマシン「TB-303」
TB303

中古市場で安値で叩き売られてたこれらを、まさに「捨てる神あれば拾う神あり」で、お金に乏しい宅録ミュージシャン達がこぞって使い、新しい音楽を作った結果、アシッドハウスやデトロイトテクノを象徴するアイテムとなって、その音が今現在のクラブミュージックに繋がって行くのです。ええ話や。



あたしは909の展示品を10万位で買ったんですが、中古サイトを覗いてみるといまや4~50万というお値段!!
う~ん、50が100でも200でも愛着があり過ぎて売れませんw
若い頃、一緒に悩み苦しんだ仲だもん。

今回もドラムの音に限界を感じているのを反映して、同時にいくつも鳴らしてたり、セット自体を6つほど切り替えて使っています。
もっといい音源を買おうと思うんですが、音のいいのはデータ量も大きくって、今のPC環境だと動かなくなる可能性が。。。音楽制作のシステムは独立させてそれ専用にすべきですね。

メインのセットとタムのフィルインの所には、80年代に一世を風靡した「ゲートリバーブ」を、今や見向きもされないので逆にいいんじゃないかと使ってみました。
「リバーブで余韻を足しておいてゲートでぶった斬る」という誰もが使った手法ですが、本家のフィル・コリンズさんで聴いてみましょう。
スネアもいいけどやっぱりタムが聴きどころですね、フィルのフィルは天下一品www。3分30秒あたりから聴いてみてください。

GENESIS - Mama


あたし自身のドラムの練習もかなりテクニカルな部分に踏み込んできたこともあり、ゴーストやドラッグなどの装飾音符的なものも入れ込んでみましたが、♪=140bpmとけっこう速いのでドタバタした感じにしか聴こえないかなぁ。

感想お待ちしています。


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