皆様 こんばんは!らんちゃんです
今日は、地元の盲学校で講演会がありました。
「どなたでもどうぞ!」
っていうことだったので、参加させていただいてきましたよ
『視覚障害児生の学習と進路を考える』
慶應義塾大学大学 中野 泰志先生
らんどまーくを立ち上げるときに、この先生ならきっと力を貸してくれるでしょう。
そう聞いていた先生。
やっとお会いできる日が来たんだな~って、わくわくしていました。
盲学校の父兄の方々、弱視学級のご父兄、そして支援学級の先生等。
こういうお話、久しぶりです
お子さんが小さいうちにこういうお話をたくさん聞くことができたら、その子の成長に大きな影響を与えてくれることだと思います。
今まで、こういうお話を聞くたびに何度も思いました。
「もっと早く聞きたかった」と。
色々な情報盛りだくさんの2時間。
先生がお話してくださること一つ一つ
「そうそう、そうなんだよね~。」
私がなぜらんどまーくを始めたのか?
その思いを再確認させていただいているかのようなお話の連続。
高鳴る心
どんどん興奮してくる自分がいることに気がつく。
おちつけ
おちつけと自分自身に声をかける私。
うなずくことばかりのお話。
「視覚障害者は、目が見えないだけ。」
先生はこうおっしゃいました。
視覚障害者をよく知っている方は、必ずこういいます。
背が高い、背が低い
声が大きい、声が小さい
そんなことと同じとでも言うように。
でも本日参加のほとんど方は、そうは思わない(思えない)と思います。
目が見えない
見えにくいってすごいことだよって
そんな風に思うことはできないって。
以前の私もそう思っていた一人です。
でも、今はその言葉に
「そうだよね!」ってうなずくことができます。
こんな日が来るなんて思ってもいませんでした。
子供の成長とともに、親も成長していくんですね
でも、残念ながらそういうわけにもいかない事実も正直あるのだとも思うんです。
そう思わせてくれない社会が今の日本だから。
「そんな世の中を変えたい。」
先生はそうおっしゃっていました。
微力(すぎ)ではありますが、私もそう思っています。
今までのように直接息子に力を注いであげることはできません。
手放さなければならない時が来てしまったから。
今の私が息子のためにできることは、彼らが生活しやすい町に(本当は国と言いたいところですが・・・)、少しでも近づけるけること。
それは一人ではできないことですよね。
理解者を増やすこと。
これが何よりも重要。
まずは、一人でも多くのお父さんお母さんがそう思えるようになる。
それから一般の方たちに、視覚障害者ってこんな人達なんだよ!っていうことをお伝えしていくこと。
な~んだ、みんなおんなじなんだね。
そう思ってくれる人が増えてゆくことで、住みやすい街ができていくことでしょう。
そんなことを再確認。
弱視学級の先生やご父兄の方たち。
なかなかつながることができずにいた方たちと、お会いすることができました。
情報が全くなくて、どうしたらいいんだろう?
そんなお母さんたちが目の前にいました。
「ああ、やっぱり情報を必用としている人がいたんだ!」
なんだか嬉しくなりました
私にできることなんかたかが知れています。
でも、
「同じ悩みをもつ人たちが、ここにはいるよ」
そうお伝えすることだけで、きっと重たい扉が少し開いた気分になれると思う。
子供と一緒に先が見えない真っ暗やみのトンネルの中を歩いているご家族。
一筋の光でも感じていただけるようなお手伝いができたらいいなと思います。
あなたに出来ること
あなたにしかできないことがある!
結びに先生からこんなメッセージをいただきました。
全盲児の母として、私にはきっと伝えられることがある。
そう信じてこの会を進めてゆきたい。
改めてそう思いました。