人形町にある、小春軒でランチ
連日行列のできる老舗の元祖親子丼で有名な、
玉ひでの並びにあります。
明治45年創業の老舗洋食店「小春軒」。
山県有朋のお抱え料理人だった小島種三郎さんが、
同家の女中頭だった春さんと結婚されて、
二人の名前を店名にして開いたお店なんだそう。
店内は町の定食屋さんといった感じ。
テーブルも少なく、すべて4人掛けなので、
お昼時、2人で行くともれなく相席になります。
小春軒ならではの注目メニューは、
初代が考案した小春軒特製「カツ丼」なのですが、
今日は10月より始まった、「カキバター焼き」ライスに。
ちなみに、3人で行って3人ばらばらのものを頼んだら、
こちらの女将さんにかなり面倒くさがられ、
同じメニューじゃないから時間かかると言われました。
おまけに違うお客さんにも、あちらの方は
3人ばらばらのメニューなの、大変なのよ、と言われる始末。
こちらはお客さんですし、好きなものを頼んで、
なぜこんなことを言われなきゃいけないのか、
食べる前からちょっとがっかり
老舗ですし、安い定食屋さんでもなく、
そこそこのお値段のするお店なのに。
ちなみに、「カツ丼」はこんな感。
カツ丼なのに卵でとじられておらず、珍しいんです。
一口サイズのカツの上に目玉焼きを乗せ、
デミグラスソースで煮た玉ねぎ、ジャガイモなどをのせた丼。
これはこれでおいしいのですが、今回は大好きなカキに。
カキバターに、メンチカツをトッピング。
カキが5個、メンチカツには、
デミグラスソースがかかっていました。
カキバターはバターの香りと、衣の芳ばしい香りが相まって
堪らないです。
カリカリの衣に、ジューシーなカキ。
バターの風味と、カキ本来の味の相性が抜群ですね。
添えてあるレモンを絞って食べると、塩気も丁度良いです。
牡蠣の料理は、牡蠣フライが一番好きだったのですが、
ソテーはソテーでおいしいかも。
メンチカツは、油っぽさがなく、サクサク香ばしい。
中はジューシーでいうことなし。
かかっているソースピッタリで美味しかったです。
ランチはセットでご飯がついてくるのですが、
量が少なく、女性の私でも物足りませんでした。
メンチカツにエビフライを単品でトッピング。
エビが大きくて、おいしそうだったので、
私もトッピング、エビフライにすればよかったかなあ。
エビフライとヒレカツにメンチカツをトッピング。
すごいボリュームです。
昭和レトロな面影を残す老舗の洋食屋さんでいただく、
美味しいカキバターでした
注文の件がなければ、最後まで満足できたんだけどな。
・住所：東京都中央区日本橋人形町1-7-9
・TEL：03-3661-8830
・営業時間：11:00～14:00、17:00～20:00（土曜は11:00～14:00）
・定休日：日曜・祝日