舌がんが肺へ後発転移し
抗がん剤治療を行いました。

抗がん剤後に第1子を妊娠するまでを思い出しながら、書きたいと思います。

長くなりそうなので、何回かに分けて書きます。すみません。

↓これの続きになります。


27歳で結婚し、4ヶ月後の28歳で舌がんとなったため、私たち夫婦には子どもはいませんでした。


抗がん剤治療の開始前に受精卵を凍結するには時間がなく諦めざるを得ませんでした。もう子どもは難しいかもしれないと思いながら治療にのぞむのは、とても辛かったです。




抗がん剤治療終了から2年、転移や再発もなく経過し、主治医から妊娠しても良いと許可をもらいました。

 




でも、子どもを望むことに葛藤もありました。


抗がん剤の影響がお腹の子どもに出るのではないか?

何度もがんを繰り返した私が子どもを望んでもいいのか? 

自分の命の保証もないのに子どもを望むのはいけないことなのではないか? 

私にもしものことがあれば、夫や子どもは苦労するのではないか?それは不幸なことなのではないか?

両親や義理の両親は賛成してくれないのではないか?



こんな葛藤を抱えながらも

私は、まずは自分の体の状態を調べてもらおうと、近くの不妊治療で有名な病院へ行きました。ここは抗がん剤治療前に受精卵凍結の話を聞くために電話をした病院です。

私の住んでいる所は都会ではありませんが、この個人病院は不妊治療で全国テレビに取り上げられたことがある病院でした。


医師が厳しい?キツイ?でも有名でした。




私は、ここの病院で味わった悲しみや悔しさは忘れることはありません。震えるほど悲しく、悔しく、傷ついた。



続きます。