抗がん剤治療中の出来事、

祖母の死と同期の結婚式。


このことが

自分にとっての生きる意味を考えるきっかけになった。

という前回のブログの続きです。


抗がん剤治療で考えた生きる意味。


もしも、いつか、治療の大きな選択を迫られる、そんな決断の時がきたら、
大切な人の大切な日を一緒に過ごすための選択をしたいと思うきっかけになりました。





でも、
夫と結婚してからの
舌がん→リンパ転移→肺転移
この一連の出来事でもう一つ私の中に考えが芽生えました。



それは、
最後は残される家族のために最良の選択をする
ということです。




私の希望とは違う選択を家族が望むかもしれない。その時は、私は家族のために家族が望む選択をすると今は決めています。



残された家族の後悔が
少しでも少なくなるように。


家族がやりきったと思えて
前に進めるように。


家族が望むなら最後までどんな治療にも励む。



残された家族の人生は続く。
そのことを考えたら、やっぱり家族のために最良の選択をしたい。家族のために生きたい。
どんな選択をしてもきっと色々なことで後悔の思いは巡るのかもしれませんが。



前回のブログ内容とは矛盾しますね。
自分がこう生きたいと思う気持ちと
家族のためにこう生きたいと思う気持ち。




舌がんも抗がん剤後は再発していないですし、今回の乳がんも非浸潤がんだった私がこんなことを考えるのは、本当に大げさすぎるのかもしれません。

変な考えかもしれません。

実際、その立場に立てば気持ちは簡単に変わるかもしれません。





『がん=死』ではないことはわかっていても
こういうことを考えさせられる。


2度の転移、今回3度目のがんが見つかったとき、死ぬかもしれないとリアルに考えさせられた。



どんな病気でも
病気と共に生きることは
やっぱり大変なことです。
人生にとってとても大きなことです。
色んな気持ちが交錯します。


でも、20代後半~30代前半でこういうことを考えることができて、今もこうしてその気持ちをもって生きている。決してネガティブなことじゃない。


悲しいことかもしれないけれど、がんから得たものはやっぱり確実にあるんだ。


毎日を丁寧に生きたい!