粘膜下口蓋裂、反対咬合の矯正治療 | 池袋3分の矯正歯科-キレイな歯並びで笑顔を作ります

粘膜下口蓋裂、反対咬合の矯正治療

◆粘膜下口蓋裂、反対咬合の矯正治療

院長の北原です。9月になりましたが、まだ暑いですね。週末から涼しくなるようですが、早く秋らしい快適な気候になってほしいものです。

今回は粘膜下口蓋裂で反対咬合の患者さんの治療例です。

    矯正治療前




この方は受け口が主訴の、初診時年齢9歳の女子でした。粘膜下口蓋裂とは、上顎の奥が部分的に割れていたのですが、表面の粘膜は割れておらず、下層の筋肉のみが割れているという、軽度な口蓋裂で、珍しい症例でした。

小さい頃にその筋肉をつなぐ手術を受けたのですが、9歳の時点で、写真のように受け口になっていました。

そこで、上顎前方牽引装置を約1年使用したところ、受け口は改善しました。

    上顎前方牽引装置


    矯正治療中




完全に下顎の歯の裏側に入っていた、上顎の2番目の歯も前に出しました。

ここまでの治療期間は約1年、費用は保険適用でした。(粘膜下口蓋裂は生まれつき顎の骨に問題のある疾患の1つで、矯正治療には保険が適用されます。)

今後は、下顎の成長分を考慮しながら、もう少し上顎を前に出し、永久歯に生え換わってから、前歯を揃えて、全体的なバランスを整え、しっかりと咬める歯並びへと治療していきます。

レントゲンの重ね合わせから、上顎が前に移動し、下顎はほぼまっすぐ下に成長したことが分かります。(黒の線が治療前、赤の線が装置使用後です)



完全な口蓋裂の方はあまり上顎前方牽引装置が効かないことがありますが、この方は粘膜下口蓋裂のため、手術の瘢痕もほとんどなく、装置がよく効きました。

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