母親にとっての中学受験 | 子供の中学受験を支える親の為の かけこみ寺

子供の中学受験を支える親の為の かけこみ寺

母として、プロ塾講師・家庭教師としての中学受験
中学受験とその後の勉強
長男 灘中不合格
子供の教育と愛着障害の克服
など、自身の中学受験の経験や子供の中学受験の経験からの情報をお届けします。

プロの塾講師、家庭教師(算数、数学担当) 山本加那子です。

最近は子供の学校の保護者会や塾の懇談、

世間は期末テストの時期で、個別指導の仕事もあり忙しい日々です。

 

小5の娘は、無事10月と11月で目標の成績が取れたので、6年生のクラスが確定、

と思っていましたが、懇談で提案されたのは、

最上位のαクラスの資格もあるので、前半は頑張ってみてはどうか、と。

昨年、長男でαの大変さは分かっているので、

「今のところβでお願いします…」と一旦持ち帰り。

子供だけでなく、親も覚悟が必要なαクラス。

娘と相談中です。。。

 

 

さて今日は、中学受験と母親の評価について書きたいと思います。

 

我が家は、母親も父親も最難関中学校の中学受験経験者、

子供も最難関クラスで頑張っているので、

やはり、お友達色んな方から相談を受けます。

 

皆さん、小さい頃から様々な幼児教室や塾に通い、

ひとまずは灘をはじめとする最難関校を目指している雰囲気を感じます。

なぜ最難関校を目指すのか、理由は様々だと思いますが

 

・自分たちも勉強してきたから、子供も同様に

・親戚も中学受験をしていて

・祖父母が期待していて

・自分たちが勉強してこなかったから、子供はいい学校に

・自分&子供を自慢したい

 

各々の方が、色んな理由があり、私自身はどれも応援したいと思っています。

教育評論家の方達の中には、子供は親の道具ではない、などと

「子供が中学受験をさせられている」というような

家庭の批判や意見をされるかたもいらっしゃるかと思います。

そういった意見ができる方は、教育とはね、、、と落ち着いて考えられる余裕や

様々恵まれた環境の中にいるから言えるのだと思っています。

 

例えば、親戚に最難関中学校に行かれている従妹がいて

義祖父母に、「あなたのところも頑張って」

と言われれば、関係を保つために頑張ろうとするのはごく普通なことだと思います。

もし公立中に行ったり、私立でも同じようなレベルの学校に行けなければ、

会うたびにずっと嫌味を言われるかもしれません。

そして子供も肩身を狭い思いをするかもしれません。

母親として、色んなことを天秤にかけて中学受験に臨むわけで

そういった環境にない方や、嫁姑の関係のない男性は、

無理にさせなくていいという意見が言えるのだと思っています。

義祖父母に歯向かったり、自らの意見を堂々と言える嫁の立場の方は

たくさんいるわけではないと思います。

 

私がお友達に話をさせてもらう時は、それぞれの理由があるので、

みなさん応援したいと思っています。

その上で、本当に子供のことを考えているな、と感じれば

様々なアドバイスをさせてもらいます。

ちょっと子供が置いていかれているな、、、と感じた時も、基本的に批判はしません。

そうなってしまう理由もそれなりにあると思うので、

できるだけ話は聞きたいと思っています。

自分本位になってしまっている場合は、口に出すことでそれに気づくこともあります。

 

更に子供の頑張りや親の頑張りを堂々と自慢してもいいとも思っています。

主婦って、会社と違って昇進とかないですが

子供が頑張れるのは、母親も頑張っているからで、母親も評価を受けてもいいはず。

中学受験をサポートする母親は、優秀なマネージャーです。

スケジュール管理、プリント管理、食事や体調の管理などなど。

こんな経験を活かせるような仕事はないものか、と考えてしまいます。

 

我が家はサラリーマン家庭、子供3人。

父母ともに中学受験をしてきたので、公立中学のシステムもよく分からない上

自分たちの経験はそれなりに満足してきていますし

また祖父母もそう期待しているので、

子供3人にも中学受験をさせて私立中学に行かせる予定です。

「すごく勉強させられてる」と言われること、正直ありますが

プロ野球の選手が子供に野球をさせてるのと一緒で

毎日素振りをしているか、毎日勉強しているかの違い。

同じ立場でない方からの批判的な意見はスルーです。

 

ちょっと聞いてほしい!という

なにか話ができる場が作れたらなぁ…と思っています。

 

 

関西中学受験まで、あともう少し!

受験生、ご家族、応援しています!