YOUTAオフィシャルブログ「夢飛行」 ~すべてのバリアをこえて~ -520ページ目
2006年07月15日(土) 12時14分20秒

門下新歓

テーマ:ブログ
 今日は昼間、雷雨が突如襲って来た。
夕方からは、大学でピアノを教わっている先生門下の新歓コンパに出かけるので心配したけど、
幸いなことに30分ほどで空が晴れた。
どうやら通り雨だったようだ。
 もちろん毎年恒例のコンパなんだけど、
今回は集合が16:30、
コンパ開始が17:00と、今までにない早さだった。
まぁそのほうがこちらとしても助かるからいいんだけどね。
もともと門下コンパには興味がないし。
お店はイタリア料理屋さん。
とうぜんだけど飲み放題。
2時間の中で適当に話したり、自己紹介があったりして、
解散したのはまだ19:20ぐらいと異例の早さだった。
自分の部屋には20:00前に到着。
例年よりも1時間以上早い帰宅となった。
 ここだけの話だけど、最近私は先生と折り合いがよくない。
理由はいろいろとあるんだけど、一番に上げられるのは音楽性の相違かな。
これは先生に対してだけって訳でもないんだけどさ。
むしろ大学の教育形態と、自分の音楽性とか方向性が大きく異なってるんだよね。
それに対する抵抗意識が、近頃爆発寸前って感じでさ。
もしかすると、卒業前には一仕事することになるかもしれないな。
まぁ両親に迷惑かけないように、退学だけは気をつけるけどね(笑)。
 そんなこんなで悩ましい今日このごろです。
AD
2006年07月14日(金) 14時50分33秒

お疲れ会

テーマ:ブログ
 今日は夏休み前最後の授業。
と言っても自分は授業がなかったけどね。
 そして夕方5時からは休み前のお疲れクラス会だった。
作曲のI先生にお越しいただいて行なわれた飲み会。
結構盛り上がって、10時ごろまでみんなで飲みましたよ♪
みんなテンション高くなってて、本当いろんな発言があったけど、
やっぱこのクラス最高!!
私はこのクラスで本当によかった。
心からそう思うよ!
後期もまたやろうね!!
2006年07月08日(土) 12時00分09秒

実習の記録(5)

テーマ:ブログ
 今日は音楽というものを専門性とは異なる視点で考えてみたい。
 先生はある学会の「音楽が心身に障害を持つ子どもたちに有効な理由」という資料を元に、
知的障害児や自閉症・ダウン症を抱える生徒の指導法についてお話ししてくださった。
 その内容の概略を次に示してみる。

1. 音や音楽を媒介として発達を促すことができる。
 ①音楽はもっとも受けとめやすい感覚へ訴えることができる。
 ②音楽は情緒に働きかけやすい。
 ③音楽は向き合う姿勢をつくりやすい。
 ④音楽はパターンをもち繰り返すので、予測しやすくわかりやすい。
 ⑤音楽は動的にも静的にも活用でき、情緒の安定に役立つ。
 ⑥楽器類は、初期的な手先操作で音を出すことができる。
  さらに役割取得や、社会性の発達に関与できる。
 ⑦音楽は、合わせることによって自己調整力を高め、さらに自我を発達させる。
 ⑧音楽は、聴覚運動と視覚運動の協応性を増し、さらに認識する力や
発声する力を高める。

2. 音楽のいろいろな活動をとおして、表現の体験をさせることができる。
 ①自分で音を創り出す喜びの体験
 ②表現能力の成長
 ③自分を知り、自信をもつ
 ④自分を外に向けて表出する

3. 音楽のいろいろな活動に参加して、社会性の基礎を育てることができる。
 ①自然発生的な無意識の表現
 ②他の人を意識した表現となり、意志や思考が含まれる。
 ③他の人の表現を見聞きして、他の人の世界を知る機会となる。
 ④他の人とともにあることを知る。
 ⑤自分自身を知る。
※3.の①~⑤は上から下へ順番に育っていくもの

 上記の内容に関して端的に述べるなら
音楽という媒体を1つの教育手段、
ないしは1個の道具と考える方法だと言える。
 都内養護学校に赴任した当時、
このような考え方に対して先生自身、非常に抵抗があったという。
それは音楽大学という場所で、
音楽を専門的に追求してきた人間にとって、
非常に屈辱的だとさえ感じたそうだ。
 「音楽は手段や道具なんかじゃない!
音楽は音楽だ!」
 そう感じつつも現実問題として考えた時、
音楽を手段や道具として用いることは必須条件だった。
そして実際に行なう授業の中では、
音楽を手段や道具として利用している先生自身がいた。
 そんな日々の中、養護学校での新採当時は、
音楽家としての自分、教員としての自分、
相反する2人の自分自身がいることに気付き、
その矛盾に疑問をいだき、葛藤と戦う日々が続いたという。
 次に、このお話しの中で書き留めた自分のメモを、参考までに示してみる。

 音楽を道具として用いる。
 音楽という媒介を通して社会性の学習が可能。(役割分担)
・大人が伴奏し、子供が歌う。
・子供がリズムを打ち、大人がそれに合わせて演奏する。
 知的障害・自閉症・ダウン症などにとっては音楽療法の側面が効果的。
生活性→創造性
小学生→高校生
 音楽を通して、多種多様なことを学ぶことができる。
・準備と後片付け~ものは初めから用意されてはいない~
 歌うこと、楽器を鳴らすことにより喜びを感じ、学習意欲を促進させる。
 視覚と聴覚の協応性。
 教える側の一方的な指示だけではなく、選択の機会を与えるべき。
・「今日はどの言葉で発声練習する?」

 私のメモにもあるように、この考え方には音楽療法的側面もある。
先回の日記でも書いたように、私は最近、音楽療法という考え方に少し興味を持ち始めている。
その意味では非常に興味深い内容のお話しだったし、
大変参考になる資料である。
 この経験は私の生涯を通して、かけがえのない宝物となるに違いない。2006-07-08 21:47:15