2023年12月のYノート♪ | YOUTAオフィシャルブログ「夢飛行」 ~すべてのバリアをこえて~

2023年12月のYノート♪

こんにちは、作曲家のYOUTAです。

僕の体験談をX(旧ツイッター)の140文字という限られたスペースで1日1つ投稿していく企画「Yノート」

2023年12月の投稿をまとめました。

ご覧いただければ幸いです。

■1日
大学2年の7月6日にふられた足で、彼女に誘われて寮の食堂で一緒に夕食をたべる。
一言もしゃべらずに黙々と食べて別れる。

■2日
大学2年の7月6日にふられた1週間後に、学内の大ホールで集中講義の最後に先生からマイクを向けられ、音楽についての思いを聞かれる。
この会場のどこかに彼女もいるんだろうなと思いながら「日本人としてのアイデンティティを持って云々」と格好つけたことを語る。

■3日
大学2年の7月6日にふられた約10日後、彼女が好きな管弦楽団のコンサートをラジオで放送しているのを知り、そのことをメールするも来ない返信。

■4日
高校3年の夏、NHK-FMの青春アドベンチャーで放送されたラジオドラマ『封神演義』にはまり、毎日欠かさず聴く。
グランドソフトボールの全国大会の宿舎で、チームメイトとの会話を優先する友達に半ばイラつきながら、いつもどおり視聴を優先する自分。

■5日
高校3年の初夏にオリジナルソング『君なき今』を小規模な編成に編曲。
シンセサイザー(音色はフルート)のパートにトリルを入れる。
少しずつ弾いて奏者に音符を伝授する中「次は簡単なトリルだから」と言って弾いて聴かせると横から先生が「簡単?」と突っ込んでくる。

■6日
短大1年(18歳)のときに合唱の授業でモーツァルト作曲『アヴェ・ヴェルム・コルプス』を歌う。
楽譜の後ろに載っていた歌詞の和訳に作曲する。

■7日
41歳にしてサポートを受けながらクッキーを作る。
食べてみて意外なうまさに「また作りたいな」と思う。

■8日
30代前半のあるコンサートの後「あの共演者のMCはいけませんね」とスタッフが言う。
訳が分からず戸惑っていると「おひまな方は是非いらしてください。おひまな」と言われ、考えたあげくハッとする。
全く気づかず、指摘されてなお分からなかった自分の鈍感さに唖然とする。

■9日
番組の企画で将棋ウォーズを使って対局する。
通算成績は倍負け越しているにも関わらず、収録一発目で勝利する。

■10日
大学1年のある日、大学主催のコンサートに一人で出かける。
帰路、若い女性の寮監から「一緒に帰りましょう」と声をかけられる。
一人で歩く緊張からの解放感もあり、少し嬉しくなる。

■11日
高校3年の夏、NHK-FMの青春アドベンチャーで放送されたラジオドラマ『封神演義』にはまり、毎日欠かさず聴く。
「いつか本で読みたい」と思っていたが、約20年後に点字図書館で小説を見つけて読破する。

■12日
高校3年の秋にNHK-FMの青春アドベンチャーで放送されたラジオドラマ『イカロスの誕生日』をカセットに録音。
その世界観に惹かれ、22年後にカセットテープを一掃した際も捨てずに残す。

■13日
高校3年のときにNHK-FMのラジオドラマ『青春アドベンチャー』で放送された『オルガニスト』を聴いて『J.S.バッハの主題による変奏曲とフーガ』という曲を知る。
その主題のB,A,C,Hを学校で楽隊の練習中に友達と鳴らし合って、音楽の先生がどう反応するか試す。

■14日
「トマト・トマト…」
「トヤマ・トヤマ…」
中学時代に音楽の授業で習った3連符の練習方法。

■15日
大学の教職科目「音楽科指導法」でクラスメイトを生徒に模擬授業をする。
中高時代に習った発声練習のパターン、3音の単語で行なう3連符の練習法、大学の講義で体験した学籍番号と日付を連動させて生徒を当てるやり方など、それまでの経験値を総動員して授業を組み立てる。

■16日
ある曲をDAWで打ち込んでいるとき、アップテンポ系の曲でよく使う歯切れの良いスタッカート系の音色でアルペジオをちりばめようと音色を探す。
その際に偶然ほわほわした感じの柔らかい音色を見つけ、試しにアルペジオを弾くと意外にも曲調と合ったので、その音色を採用する。

■17日
物心つくかつかないかの頃から、外から帰ったら必ず手洗い・うがいをすることを徹底的にたたき込まれる。
いつしか、何も考えなくても歯磨きを当然するのと同じような習慣になる。

■18日
在学していた都内の大学で学食に行く。
カレーライスが辛いのではなくしょっぱくて食べられたものではないと感じる。
しょっぱいカレーがあることに驚く。

■19日
大学4年のある日、在学していた都内の大学の近くにある中華料理店で野菜いためを注文。
あまりのしょっぱさに「やはり関東は味が濃いめなのか」と思う。

■20日
2008年の3月末、X JAPANの東京ドーム公演に参加するため東京へ向かう。
新幹線に乗り込んで席に着くと肩をたたかれて声をかけられる。
驚いて振り向くと、大学時代お世話になった和声の先生で、びっくりする。

■21日
短大時代に課せられた何か作品を鑑賞しての定期的なレポート提出。
それをみんなの前で発表する回があり、NHK-FMのクラシック音楽番組を聴いて、ブルックナーの交響曲第7番を取り上げる。
録音したパーソナリティーのMCの大半を引用。
「愚直なまでに」の文言に苦笑する先生。

■22日
短大時代に提出したレポートをみんなの前で発表。
読み終わった後に先生からの指摘で、日付は漢数字で書かないという常識を初めて知る。

■23日
タクシーを呼ぶ。
屋内で待っているときに一緒にいた知人が席を外す。
その間に運転手から声をかけられ、でかい態度で対応したせいか「外に居ないとわからない」と不機嫌そうにする運転手。
感じ悪いなと思いながら知人の手引きで向かうと、やけに丁寧な対応に変わっていて意外に思う。

■24日
高校1年の時、交流で韓国から数人の女子学生が富山の盲学校に来る。
彼女たちが着ていた民族衣装のチマチョゴリを「ちょっと触らせてあげてもいい?」と女性の先生が聞き、承諾してくれたので恐る恐る触りながら「え?シマチョコビ?」とわざと照れ隠しで言う。

■25日
中2の6月、グランドソフトボールの練習試合でのこと。
右打席でキャッチャーゴロを打つ。
思いきり走り出してすぐ、ボールを拾ったキャッチャーの背中に激突して一瞬気が遠くなる。
アウトの判定に自軍のコーチが抗議して走塁妨害が認められる。

■26日
20代のある日、下の前歯のちょうど中央の歯からポロリと欠片が取れてくる。
歯が欠けたと思い、歯医者に行くと、歯石が欠けたのだと言われ、全ての歯の歯石を除去してもらう。

■27日
30代前半のある日、人から自家製の干し柿をもらって食べる。
その際に作り方を聞いて、砂糖をまぶして作っているわけではないことを初めて知る。

■28日
30代後半のある朝、思い付きで熱いお湯を水で薄めて飲んでみる。
以来、朝目覚めた後や将棋を指す際などに白湯を飲む習慣が身につく。

■29日
初心者に将棋のルールや棋譜の読み方を説明する。
その際に「マス目の把握は九九みたいな感覚で覚えていて、読み上げられたらマスを数えなくても瞬時にどこの地点のことかがわかる」と説明する。

■30日
26歳だった2009年8月、ケータイメールで1手ずつ伝え合い、数日間かけて将棋を指す。

■31日
40歳のある日、視覚障害者向け将棋セットの情報を得る。
駒の種類は駒のお尻に打った鋲の数や形を、表裏はその鋲が左右どちらにあるかを触って判別するのだと聞く。
小学生の頃から、自分で駒の表裏に点字シールで駒の名前を張って使っていたので「かなり指しにくそうだな」と思う。

※ツイッターのアカウントは @YOUTAMUSIC
ハッシュタグ #Yノート