17時00分~18時30分は、横浜道場(泉スポーツセンター研修室)の初級者向けの稽古でした。

 19時00分~20時45分は、同センター第1体育室で通常稽古でした。「基本形の日」という事で、小林志光師範を講師にして、平安三段を行いました。

 

 さて、タイトルの件ですが、結構挑発的で刺激的です。精神科医師の和田秀樹先生が「こんな人と付き合うのは人生のムダである・・・和田秀樹「50歳を過ぎたら関係を断ったほうがいい人のタイプ」 いらない『人間関係』を今、捨てる勇気」というタイトルのメルマガを送って来ました。ちょこっと紹介したいと思います。(全文は、最後にリンクを張っておきましたので、興味が湧きましたらご覧ください。

 

 大前提ですが、「50歳を過ぎたら」ですので、お若い方は将来の事という事で参考にしてください。50歳を超えた人は・・・・お任せします。

 まずは、50代になったら、「仕事ができる」「つき合いが長いから」いった基準だけでのつき合いのではなくて、最も大切にしたい基準は「その人といて心地良いか否か」という事です。だからと言って「イエスマン」や「同調できる人間」だけとつき合うと本当に刺激がなくなります。自分の考えや気持ちを自由に安心して言い合える「心理的安全性」のある人間関係を、仕事でもプライベートでも持てるのが最高だと、言う事です。

 これは、纏めという事です。以下が説明になりますが、私は前半を自分自身の心の持ち方・スタンスと捉え、後半をこれをベースにした対人関係と捉えました。

 

 まず、和田先生は、アドラーの有名な言葉である「すべての悩みは対人関係の悩みである」そして「人間関係の悩みの9割は“決めつけ”でしかない」という言葉を引用し、説明を展開します。。

 更に、精神科医ベックが指摘した様に、人間には、白か黒かをすぐに分割して、勝手に判断して、相手の気持ちまで自ら決めつけてしまう自動思考、つまり「不適応思考」について述べます。

この不適応思考が、前頭葉バカになるとなおさら進行します。(「前頭葉バカ」は最後にリンクを張っておきます。)。ただし、自分の思考に原因があるのですから、あなたが変われば対人関係で悩むことも基本的になくなるのもまた事実、和田先生は述べています。

 そして、そうした事実を踏まえて、自分を縛る人間関係をどう変えていったら良いのか、人との接し方の「常識」をどう捨てたらいいのかを展開します。

 

 和田先生は、50代以降の日々を上手に過ごす為に、「不真面目」になる事を奨めます。実は真面目な人ほど、会社組織で言えばブラック企業の上司や先輩になる傾向が強いらしいのです。真面目な人は、自分が信じている対象に誠実なのです。しかし、真面目さが(1970年代のカンボジアの様に)悲劇をもたらす事もあるのです。「仕事はこうあるべき、このように仕事すべき」という「べき」思考は捨てるのが得策なのです。真面目な人は、「べき」に沿わない人を許せないのです。和田先生は「許さないより、緩くいきましょう」と結論付けます。

 そして「結局、自分は変えられても、他人は変えられない」のだから、他人を変えようとする時間や労力は無駄である、としています。自分の考えにそぐわない人がいたら、「許せない」とキレるのではなく、「そういう人もいるよね」と受け流す事を奨めます。

 

 私、小林志光も「自分は変えられても、他人は変えられない」というのを良く使います。それに変えられないものとしては「過去」を、変えられるものとしては「未來」を入れます。「他人と過去は変えられない。しかし、自分と未来は変えられる」という風に使います。

 それと、私、昔、結構、尖って、いまして、自分と違う意見や考えを持った人を平気で批判していました。(いやもう慙愧(ざんき)の念に堪えません。)

60歳を超えた頃からでしょうか、「そういう考えもある」と相手を受け入れるて事が出来る様になりました。「丸くなった」という事なんでしょうが、「相手の自分化」が出来る様になったからだと思います。「確かに意見が違うけれども、あの人の立場になったら、自分もそう考えるかも知れない。まあ致し方ないかな?」という心境です。

 

 今までは、自分自身のスタンスでした。

 

 明日は、対人という事でご紹介します。(続きます。)

 

【リンク】

<こんな人と付き合うのは人生のムダである・・・和田秀樹「50歳を過ぎたら関係を断ったほうがいい人のタイプ」 いらない「人間関係」を今、捨てる勇気>

https://president.jp/articles/-/80956?cx_referrertype=mail&utm_source=presidentnews&utm_medium=email&utm_campaign=dailymail

 

<前頭葉バカ 「このハゲー!」は典型例、すぐキレ散らかす「前頭葉バカ」10の特徴とは?>

https://diamond.jp/articles/-/329526