18時00分~18時45分は、横浜道場(上矢部地区センター体育室)の初級者向けの稽古でした。 

 19時00分~20時45分は、同所で通常稽古でした。昇級審査会を開催しました。

 

   さて、タイトルの件ですが、政治ネタが続いています。 2024年 6月 3日(月)第7670回のブログで「維新がああ騙された?」というタイトルで書きました。今回は、維新お得意の「ああ~騙してる」です。 関西テレビが「独自」という事で、「『3度目チャレンジしたい』維新・馬場代表『大阪都構想』へ意欲 吉村代表・横山幹事長も否定せず」という記事を2024年6月10日付けで配信しています。最後にリンクを張っておきます。

 

 これまで僅差とは言え2度、住民投票で否決されている「大阪都構想」ですが、なぜ馬場代表は、また、この構想を提唱したのでしょうか?以下の通り述べています。

 

  (これまでの住民投票の)中身を見るとほぼ50:50、五分五分なんです。住民の中にはいまだに大阪都構想やってほしいんだと、大阪の統治機構を変えてより大阪を元気にして、そこから全国を大改革していくべきだという方もたくさんいらっしゃいます。今、大阪がうまくいっているのは、大阪府知事、大阪市長いずれも維新の会がお預かりしていることが大きな原因になっていると思います。(府市が)同じ方向を向いて、協力し合ってやっていく。これを担保するには『大阪都』という全く別の入れ物を作らなければならない。

 

 ところで、都構想の住民投票 僅差とは言え否決された当時の橋下大阪市長と松井大阪市長は、「責任を取って」政界を「引退」しました。

 

  【大阪市 橋下徹市長(当時)2015年5月】「最後、この結果は本当に悔いなし、リベンジはないです。」

  【大阪市 松井一郎市長(当時)2020年11月】「敗因につきましては、僕の力不足です。」 

 

 なお2020年11月に吉村知事は「僕の力不足。だから僕自身が大阪都構想に政治家として挑戦することはもうありません。もうやり切ったという思いです」と述べていました。「僕自身」と言っているのは、反対から読めば「僕以外」という事ですし「維新としては」という事なんです。

 

  という事で、今回の3度目挑戦表明をした馬場代表の発言に対して、吉村氏は「今も考え方は変わらないです。3回目の都構想というのであれば、僕は何らかの民主的プロセスが必要だという風に思っています。僕自身でいくと、やはりまずは、世界的なプロジェクト・イベントである万博が10カ月後に迫っていますから、そこに注力すべきだと。その後、何が起こるかっていうのは、僕自身もまだ分からないっていうところです」と述べました。

 (1)万博終了後に

 (2)何らかの民主的プロセス 

を経て実施するという意思表明です。

 「何らかの民主的プロセス」が何を意味しているか分かりませんが、考えられるのは大阪市議会で議決かと思いますが、維新が過半数を占めているので、難なくクリアー出来るのです。

  2023年 4月 9日(日)に実施されました統一地方選の前半戦で、大阪府知事選挙と大阪市長選挙で維新が勝利し、「大阪ダブル選挙」を制しました。4月15日(土)に関西テレビを二人を招いた番組を放送しました。大阪の「都構想」について述べた所を転載します。 

(転載開始)

 【吉村洋文府知事】維新の会として、この構想の看板を完全におろした訳ではありません。自分が知事も市長も両方ともやってみて、「どうしたら大阪の力を発揮できるのか・・・」と考えた時に大阪府と大阪市が二重行政にならない仕組みをつくるのはすごく大切だと思ったんです。現に私たちがそれを10年に渡りやってきたことで、大阪の財政も立て直しました。うめきた・万博・IRなど未来への成長戦略も実行できるようになってきました 今回の選挙では争点になっていないので、今すぐどうこう・・・という訳ではありませんが、より住民サービスを拡充させて府市で同じ方向を向いて、成長戦略を実行できる仕組みを作りたい。そしてまた財源を増やせたら住民サービスも増やしていけますから。大阪市役所が再編されても大阪がなくなる訳ではありません。ただ、否決されているので今すぐに…ではありませんが、常に考えていかないといけないと思います。維新の会という枠の中で解決策を考えていきます 

【司会者】4月9日の発言の中で「何が起こるかわからない」と言われたが、これは任期中に何かあるのかな・・・とも思ってしまうのだが、吉村知事、この任期の中での可能性はどのくらいあるのか? 

【吉村府知事】 完全にやらないと決めつけるのもおかしいのではないかな・・・と思っています。

 【大阪市 横山英幸 新市長】看板は掲げているので、二重行政の解消は必要だと思います。しっかり議論しないといけないですし、看板政策としては掲げ続けたいと思います 

(転載終了) 

 大阪府・市長選挙での「圧勝」に気を良くしたのか、三度目をする意思をあけすけに語っています。馬場代表の発言もこの延長線にあるものです。 

 

 この「都構想」ですが、これを提起した橋本氏が、「大阪府による大阪市のカツアゲである」と表現しました。都構想の原点は橋下が大阪府知事になったとき、格下だと思っていた大阪市(特別市)が言う事を聞かない上に、市の財政が潤沢だった事から発想したものです。財政難の大阪府と金持ちの大阪市の財布を一緒にする事によって大阪市の金を巻き上げて府全体に使うのを目的としているのです。これを「カツアゲ」と表現したのです。ですので、大阪市民には何のメリットも無いどころかデメリットだらけなのです。(最後に<参考>としてその点を挙げていますので、見てください。> 話しを現在に戻しますと、「二度ある事は三度ある」ではありませんが、三度目もやりそうです。でもそれって「チャレンジ」でも何でもありません。「勝つまで止めないジャンケン」みたいなもので、諦めが悪いだけです。 大阪万博と同様、無駄の塊ですので、三回目を許してはなりません。

 

 <リンク> タイトル:「3度目チャレンジしたい」維新・馬場代表『大阪都構想』へ意欲 吉村代表・横山幹事長も否定せず https://news.yahoo.co.jp/articles/8d2d726035f104c026d757a5fd4cf9d1536db025 

 

<参考> タイトル:「都構想」反対!野党共同街宣・大石あきこスピーチ(大阪5区市民連合主催) 配信日:2020年 9月19日 https://www.youtube.com/watch?v=FBJhtKEUik4 

 

 大阪都構想では (れいわ新選組 大石あきこ氏の演説に依れば) 

 大阪市の税収の75%が大阪府にカツアゲされ 

 そのうちの2,000億円が大阪府にネコババされ 

 特別区の税収は1/4に激減

  国からの地方交付税1,100億円は大阪府にネコババされ

  広域行政の権限(水道、消防、救急など)は大阪府に剥奪 

 水道代は大阪市内は約2,000円、大阪府か約2,800円高くなるのは確実で

  副首都になどならない

 ただ大阪市が廃止分割されるだけで大阪都になどならないで大阪府のまま 

 現時点で既にプール、スポーツセンター、老人福祉センター、子育てプラザの縮小計画が想定されていて 住所表記が変わり余計な負担が発生

 費用はもちろん自前で 土地、建物、美術品など大阪市の多くの財産が府に剥奪されて 初期コスト200億円、イニシャルコスト毎年20億円 経済効果は1億円

 完全に費用対効果を無視

  維新の経済効果の試算は全てがデタラメ 詐欺パネル、詐欺パンフレットを使用しての「いいことしか言わない」住民洗脳説明会で市民を集団催眠状態に陥れ 

 コロナの影響で来年の大阪市の税収は500億円減の予想で コロナ以降の財政状況の試算は赤字

  インバウンドは壊滅状態。 コロナ終息のメド全くなし

 したがって IR カジノ 大阪万博全滅

  協定書に「住民サービス維持」と明記しているのは「特別移行時」だけ

 それから先は「維持に努める」という「努力目標」で 大阪市の独自財源で行われてきたサービスが消滅 (こども医療費助成、敬老パス、住宅ローンの利子補助、塾代助成、学校給食無償化、国民健康保険の補助など)

  大阪府の借金は大阪市の1.5倍 

 大阪府の減債基金の積立不足額4,000億円で日本一 市の税収が府の借金返済に流用されても誰にもわからない

  特別区長は単なる大阪府知事の部下の名ばかり課長 

 特別区民は大阪府の下請け会社の社員と同じ ワン大阪ではなくフォー特別区 大阪が一つになるのではなく大阪市が四つになる 

 「大阪市が廃止される」という基本さえ理解してない市民が大勢いて 住民投票用紙に「大阪市の廃止」と書くと反対されるから

 「大阪市役所の廃止」に変えてくれという。ありえないお願をする大阪市長がいる 

 都構想は改革詐欺ではないですか?