17時00分~18時30分は、横浜道場(西が岡小学校体育館)で初級向け稽古でした。体験入門者が2家族2名いました。

 19時00分~20時45分は、同所で通常稽古でした。

「基本形の日」という事で、小林志光師範を講師にして、平安初段を行いました。

 

 さて、タイトルの件ですが、日本スポーツ少年団より「〔ご連絡〕スポーツ少年団活動における個人情報の取り扱い、熱中症の予防(安全管理)について」が登録したメールアドレスに届いていましたので、紹介します。テーマ二つありまして、長いので今日と明日で紹介します。今日は、前半の個人情報の取扱いです。

(転載開始)

単位スポーツ少年団

ご担当者 様

平素よりスポーツ少年団諸活動に対し、ご協力賜り御礼申し上げます。

日本スポーツ少年団です。

 

さて、4月以降、貴スポーツ少年団におかれましては、

新規団員の募集や2024年度登録手続き等を行っていただいているかと存じますが、

団活動を行っていただくにあたり、以下2点について改めてご留意くださいますようお願いいたします。

 

① 団員等の個人情報の取り扱いにご注意ください

  新規団員の募集等にあたっては、対象者(保護者含む)から入手する個人情報について、その利用目的、利用範囲等を当人にお伝えいただくとともに、当該情報の保管・管理に十分ご注意くださいますようお願いいたします。

 

② 活動中の熱中症、安全管理に十分ご注意ください

  <明日以降紹介>

(転載終了)

 個人情報の取扱いの根本は『個人情報の保護に関する法律』(いわゆる『個人情報保護法』)です。同法の第1条は「(目的) 第一条 この法律は、デジタル社会の進展に伴い個人情報の利用が著しく拡大していることに鑑み、個人情報の適正な取扱いに関し、基本理念及び政府による基本方針の作成その他の個人情報の保護に関する施策の基本となる事項を定め、国及び地方公共団体の責務等を明らかにし、個人情報を取り扱う事業者及び行政機関等についてこれらの特性に応じて遵守すべき義務等を定めるとともに、個人情報保護委員会を設置することにより、行政機関等の事務及び事業の適正かつ円滑な運営を図り、並びに個人情報の適正かつ効果的な活用が新たな産業の創出並びに活力ある経済社会及び豊かな国民生活の実現に資するものであることその他の個人情報の有用性に配慮しつつ、個人の権利利益を保護することを目的とする。」となっています。

 法律の対象者は、「国及び地方公共団体」であり「個人情報を取り扱う事業者及び行政機関等」です。「事業者」となっていますが、「事業」とは、簡単にいいますと「商売している人」ですので、直接的にはスポーツ少年団や空手道道場を規制している訳ではありません。しかし、同法の大きな目的が「個人情報の有用性に配慮しつつ、個人の権利利益を保護する」という事で、まあ日本国内の団体や個人もその趣旨をしっかり守るべき、という事になります。また、国内の多くの団体はそれぞれに「個人情報保護ガイドライン」というのを作成し、加盟する個人や法人にそれに基づき個人情報を扱う様に奨励をしています。

 全日本空手道連盟にはこのガイドラインがあるかどうか検索をしたのですが、その様なものはありませんでした。しかし、団体としてこの様な考えで個人情報を取得し管理する利用するという内容を明らかにした「プライバシーポリシー」がありましので、各道場にも参考になると考えて、紹介をします。

 全日本空手道連盟 個人情報保護に関する基本方針(プライバシーポリシー)

  https://www.jkf.ne.jp/privacy_policy

 

 当道場も、私が在職中、法律の関係の仕事をしていたという事もあり、プライバシーポリシーを作成し、ホームページ上で公表しています。

(転載開始)

 プライバシーポリシー

 全日本空手道志空会・湘南空手道クラブスポーツ少年団

  2004年3月7日(日)各道場代表者会議(理事会)決定

 

1 私達は、会員、入門予定者及び退会者の個人情報(以下単に「個人情報」といいます。)

は、各自からお預かりした大切な財産と考え、管理及び利用します。

 

2 私達は、道場の稽古及び運営に必要な情報のみ、収集します。

 

3 私達は、個人情報が外部に漏洩しないように最大限の努力を払います。

 

4 私達は、個人情報を空手以外の目的に使用しません。

 

5 私達は、個人情報の利用中止又は削除の要請が来た場合には、速やかに対処します。

 

6 私達は、不要になった情報は、直ちに廃棄ないし削除するか又は個人識別性がないように処理します。

 

7 私達は、上記の趣旨に従い、私達の収集管理する情報の点検及び見直しを定期的に行います。

 

2004年 6月12日(日) 各道場代表者会議(理事会)決定の細目1

*身長、体重、既往症の取得はしません。

*退団者のデーターは、退団した日の属する月の翌月末日に削除します。

 

以上

(転載終了)

 道場を設立した当初は、入門申込書に結構多くの個人情報を書いて頂いていましたが、こちらサイドから見れば稽古に必要な最低限の情報に限る様にしました。また、個人情報を多く持っていますと漏洩(ろうえい)した場合に、会員に多大な迷惑をお掛けします。「リスク管理」という点でも、最小限の情報にする、というのが良いのです。

 また私は、大会の案内(要項)等には、個人情報の取扱いについて、簡単な一文を入れています。例えばこんな具合ですー「大会参加申込書により取得しました個人情報は、大会プログラムに使用する他、入賞者については、インターネットの所定ホームページにアップし又は『月刊空手道』等の月刊誌の記事に利用する事があります。但し、年齢については利用しません。」

 

 以上、道場運営に参考にして頂ければ幸いです。

 

<参考>

政府広報オンライン

「個人情報保護法」をわかりやすく解説 個人情報の取扱いルールとは?2022年8月

 https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201703/1.html