11時30分~12時30分は、やよい台幼稚園空手道教室の稽古でした。お昼時間に掛かる稽古は、子ども達もそうでしょうが、私もお腹が空いてグ~グ~です。

 

 17時00分~19時00分は六会公民館ホールの稽古でした。「自主稽古」と「基本&形の基本の「き」」(こちらは18時00分開始 稲葉指導員)を行いました。

 

 19時00分~20時45分は、秋葉台文化体育館第2体育室の稽古でした。組手中心で行いました。

 

 本日は、「褒め上手」のE指導員が参加したのと会場が十分な広さがありましたので、急遽「保護者空手道体験会」を開催しました。

 皆さん、多少の汗をかいたのと沢山褒められて、嬉しそうでした。

 

 さて、タイトルの件ですが、今日は特別な日です。「5・15事件の日」と「沖縄返還の日」です。

 

 まず、今日は沖縄県が返還されてから51年目です。私達の世代(団塊の世代とその次の世代)では、「五・一・五」と書いて「ごーいちごー」と読みます。

 

 1972年のこの日に、沖縄がアメリカ(連合国)から日本に返還され、沖縄県が発足しました。「本土復帰」と呼ぶ人もいます。今日は、返還されて52年という事になります。

 皆さん、信じられないかもしれませんが、それまでは、沖縄は「外国」扱いだったのです。前(1964年)のオリンピック当時は沖縄は未だ返還されていませんでした。

 これ以前にも「もう戦後ではない」と言った首相がいましたが、歴史的には、この年で「戦後」という区分が終わったのかも知れません。多分、私の世代では、この言葉とこの時代を懐かしく思う人が多いのではないでしょうか。

 2022年前期に放映されましたNHKの朝の連続テレビ小説の『ちむどんどん』が丁度この時代です。2019年度放映の大河どらま「いだてん~東京オリンピック噺(ばなし)」12月8日放映の中で、当時アメリカ領であった沖縄を聖火が通る時に、日の丸の旗を振る事についての秘話が出ています。

 

 アメリカに統治されていた沖縄が日本に復帰して、今日で52年という事です。「沖縄の復帰なくして日本の戦後は終わらない」と述べたのが、山口県選出の佐藤栄作首相でした。沖縄は、太平洋戦争当時の戦で県民の4分の1が命を落としました。更に、27年もの間米軍統治下で辛酸をなめたのです。沖縄は本土復帰にあたって基地を「本土並み」に減らすよう、強く求めたのは当然です。

 

 しかし、未だに日米安全保障条約に基づく米軍基地が日常的に存在に、沖縄の人々は日々の生活に大きな影響(多くは苦しみ)を与えられています。今も在日米軍専用施設の70.3%が、国土のわずか0.6%でしかない沖縄に集中しているのです。その、割合は復帰時の58.8%から逆に増えているのです。

復帰時に政府と県が共有したのが「沖縄を平和の島にする」という目標でした。その願いがかなっていない現実から私たちは目をそらしてはならないのです。

 

 沖縄の人々が、沖縄の人々だけがいわれないない「罰」を与え続けられている様にさえ思えます。何故、沖縄だけが基地を押しつけられるのか?!沖縄の人達の憤りは当然です。

 そして、沖縄の人々の苦しみの根本原因は、米軍基地の存在です。そして、米軍の基地存在の根拠は、日米安保条約、とりわけ日米地位協定です。これらを、破棄しない限り、沖縄の戦後も日本の戦後も終わりません。

 辺野古移転問題についても、各種選挙を通して、沖縄県民の意思は反対!という事が明らかですが、これを無視して埋め立て(土砂投入)を強行し続けています。軟弱地盤の為、予算が膨大に膨れ上がっています。完成後も沈下が心配され、米軍が必ず使用するという保証もないのです。

 

 私は、5月に忘れてはならない日が三つあると思っています。一つは5月1日のメーデーで、もう一つが5月3日の憲法記念日で、更に今日の「五・一・五」です。いずれについても、毎年書かせて頂いております。(5月12日は「看護の日」という事で、それはそれで意味がありますが、今年も割愛させて頂きます。)

 

 戦前の日本では「5・15事件」がありました。これを機に軍部の力が強くなり、「2・26事件」を経て、戦争への道をひたすら進んで行ったのです。こちらも大切な日ですが、これ以上は触れませんが、「憲法改正」(改悪)を叫ぶ輩が目立っているのが大いなる懸念ではあります。

 

<参考1>

 2023年 5月15日のブログからの転載です。

(転載開始)

 岸田首相が2022年5月14日に、就任後初めて沖縄を訪問し、基地負担の軽減や県民所得の向上などに取り組む考えを示した、と報道されています。(インターネットで検索したのですが、今年は岸田首相の談話はヒットしませんでした。)

 「復帰以降、政府は社会資本の整備や産業復興を進めてきたが、1人あたりの県民所得の低さや子供の貧困など解決すべき課題が残っている」と述べ、米軍基地に関し、「いまなお県民に大きな負担をお願いしている。政府としても負担軽減に向けて力を尽くしていく」と語ったという事です。

 

 今更ながら!です。「県民に大きな負担」を強いて来たのは歴代自民党政権ですし、今でも「解決すべき課題」を拡大させているのが自公政権なのです。

 

 本当にそう思っているならば、日米安保条約と地位協定を破棄して、米軍を日本から撤兵させる事が不可欠です。

(転載終了)

 

<参考2>

 OTV沖縄テレビのニュース

 タイトル:沖縄本土復帰から52年 過重な基地負担いまも変わらず

 放映日:2024年 5月15日

 https://www.youtube.com/watch?v=iRfC76G_Zm0