9時00分~11時45分は、藤沢湘南台道場(六会小学校体育館)の稽古でした。体験入門が2家族2名ありました。「基本形の日」という事で、小林志光師範を講師にして、平安三段を行いました。

 本日は、諸般の事情で「自主稽古」はありませんでした。

 

 14時00分~15時45分は、くるみ道場(泉が丘幼稚園ホール)の稽古でした。「基本形の日」という事で、小林志光師範を講師にして、平安三段を行いました。体験入門が3家族5名ありました。

 

 17時00分~21時00分は、選手強化部会主催の「強化稽古」(六会公民館ホール)でした。

 

 また本日は、県マスターズ大会(県立武道館)でした。当会より選手3名が参加しました。

 

 さて、タイトルの件ですが、厚生労働省が5月8日に65歳以上に占める認知症関連の患者の将来設計を公表しました。それに依りますと、2040年には、65歳以上のうち7人に1人が認知症になるという事です。いわゆる、「団塊ジュニア世代」(団塊の世代の子供達)が65歳以上になる2040年は、全人口に占める65歳以上の割合が約35%に達すると予測されています。

 また、団塊の世代のが全て75歳となる2025年には、75歳以上の人口が全人口の約18%となります。

 

 認知症の人数について、少し詳しく見ます。厚労省の推計に依りますと、65歳以上のうち認知症患者は2040年に584万人、2060年に645万人と推測されています。今回初めて公表された軽度認知障害(MCI)の将来推計は2040年に612万人、2060年には632万人に上るとされています。つまり、MCIを含めた認知症関連の患者は2040年に計1,196万人、2060には計1,277万人に達する見込みなのです。

 <健常者と認知症に中間にあたるグレーゾーンの段階を、軽度認知障害(MCI)といいます。MCIは認知機能である「記憶」「決定」「理由づけ」「実行」のうちの一部に問題が生じるものの、症状の程度が軽く、認知症までは進行していない状態です。>

 

 前回2009~2012年の調査では、認知症患者は2040年に802万人と推計されていましたた。今回調査は前回から約200万人減ったものの、将来的に65歳以上の3人に1人が認知症又はMCIになるとの推計は、驚愕(きょうがく)であり、恐怖でもあります。

 

 当地藤沢市では、時々ですが「防災速報」で高齢者の徘徊・行方不明の放送が入ります。こんな感じです。

 「こちらは防災藤沢です。行方不明者のお知らせです。○○地区で、本日お昼過ぎより男性が行方不明となっています。特徴は身長160センチ程で、黒のブルゾンと青いズボンを履いています。お心当たりの方は、お近くの交番までご連絡ください。」

 

 政府の「認知症施策推進本部」の本部長を務める岸田首相は、今年1月施行の認知症基本法に基づく施策の基本計画を今秋をメドにまとめる予定としています。「認知症と向き合う『幸齢社会』の実現」を掲げているのですが、例えばマイナ保険証を例にとってみても、決して「幸齢社会」の実現とは言えません。

今年12月に予定される現行の健康保険証廃止は既定路線で、現在見直すどころか、「マイナ保険証」の利用促進にあの手この手を使っています。

 政府は高齢者を対象に暗証番号なしで使えるマイナカードを交付してマイナ保険証の利用促進を図っていますが、申請件数は3月末時点で約1万6,000枚にとどまっています。全体の保有枚数9,215万枚のうち、わずか0.02%です。そもそもが、認知症の方のマイナ保険証の登録・申請はハードルが高いのです。サポートできる家族や支援者が近くにいればまだしも、1人暮らしの方や遠距離に家族がいる方は、マイナ保険証の取得すら容易ではありません。家族にも負担がかかります。暗証番号なしのマイナ保険証を発行するのに、なぜ紙の保険証を残さないのか全く尋常ではありません。

 

 「幸齢社会」とは、言葉が良いのですが、今の政権は高齢者や認知症患者の不安に寄り添っているとは言えません。「幸齢社会」に一言です。「幸という字は辛いという字に似ているわ。」です。政府の言う「幸齢社会」は「辛齢社会」社会じゃないんですか?

 老人だけではあれですが、若者にも一言です。「若いという字は,苦しい字に似てるわ~」という歌の文句がありました。若いうちから苦しい思いをして、齢を取ってから辛い思いをする何ていやですよね。

 

 しつこいのですが、自公政権が続く限り、貴方たち若者も私達年寄りも、お先真っ暗です。

 

 以下は、おまけです。

 

 幸

  象形。手にはめる手かせを描いたもので、もと手かせの意。手かせをはめられる危険を、危うくのがれた事。幸とは、もと刑や型と同系の言葉で、報(仕返しの罰)や執(つかまえる)の字に含まれます。幸福の幸は、その範囲がやや広がったものと言えます。

 

 

  象形。鋭い刃物を描いたもので、刃物でぴりっと刺す事をを示します。転じて、刺すような痛い感じの意味となります。

 

 「『辛い』に「棒を1本」を足してごらん。『幸せ』になるよ。」は、慰めの言葉でしかありません。