やよい台幼稚園空手道教室は、指導を私一人で行っている為、さすがに(!)中止しました。

 

 17時00分~19時00分は、湘南台公民館ホールの稽古でした。「自主稽古」のみでした。「基本&形の基本の「き」」は、担当指導者の都合でありませんでした。

 

 19時00分~21時00分は、長後公民館ホール&第2談話室の稽古でした。組手中心で行いました。

 21時00分~21時45分は、同公民館ホールで「自主稽古」でした。

 

 鼠径部ヘルニア、術後2日目ですが、殆ど日常に戻りました。痛みはありません。ただ、運動(空手道)は出来ないので、「自宅謹慎」です。(笑)気分転換に散歩や買い物に行っています。

 

 全空連のHPに4月6日(土)&7日(日)に開催されました全国組手審判員審査会(東京会場)の結果が掲載されていました。神奈川県で新規合格者が3名いました。三人とも「メル友」でしたので、お祝いのメールを致しました。仲間が合格するのは嬉しいですよね。ただAランク合格者がいませんでした。ただ、この両日は都合が悪くて、4月13日(土)&14日(日)の大阪会場で受審するのかも知れません。乞うご期待!

 

 さて、タイトルの件ですが、大阪万博中止の声が日に日に高まっています。

 

 幸いけが人はなかった様ですがメタンガスが爆発しました。万博会場では、今後も爆発の危険があるそうです。

 吉村大阪府知事が、大阪万博を批判する玉川徹氏を「万博出禁(入禁)」にするとうそぶいた事も批判を浴びています。

 しかし、政府(自公)も大阪府(維新)を万博を中止する気配はありません。何故かと言えば、万博は後に続くIR(カジノ)の「露払い」であり、公金を投じてのIR運営者である私的企業の為に整備工事だからです。万博を中止すれば、必然IR(カジノ)も中止せざるを得ないからです。

 

 大阪IR誘致構想の原型は、2008に就任した橋下徹知事が打ち出しました。2010年にシンガポールで開業を控えていたカジノを視察した橋下氏は、民間企業が投資・開設するカジノ中心のリゾート施設(IR)を起爆剤として海外から観光客を呼び込もうとしたのです。関西活性化による東京一極集中打破という事を目的にあった様で、こうした考えは橋下氏と共に維新を創設し、政界を引退した松井一郎氏を経て、吉村氏に引き継がれているのです。

 賭博罪がある日本でIRを実現するには、カジノを合法化する必要がありました。国政では2012年末に第2次安倍晋三政権が誕生し、橋下、松井両氏と良好な関係にあった安倍氏は首相在任中、人口減少時代の成長戦略の柱としてIR推進を掲げ、カジノを合法化するIR整備法を2018年に成立させたのです。

 IRつまり「統合型リゾート」という事で、カジノ以外にも企業の会議や研修旅行のほか、首脳級の国際会議、大型展示会にも対応できるMICE(マイス)施設、国内有数規模の宿泊施設(客室約2500室)、日本古来の華道と茶道、香道の「三道」を体験できる展示場などを整備するとしています。IRへの年間来訪者数は開業3年目で約2千万人を見込み、そのうち7割を日本人と想定しています。

 ところで、カジノ以外の収益は少ない予想で、大阪IRの計画では年間売上額約5,200億円の約8割をカジノのゲーミングとされています。ゲーミング区域(約2万3千平方メートル)はIR整備法等に基づき、IRの総床面積の3%に満たないのです。つまり、総床面積3%のカジノが総売上額の80%を占める訳ですから「IR=カジノ」と考えても良いのです。

 

 また、インターネットを「遊覧」していましたら、推進者の一人たる橋本徹氏の過去の発言を見つけました。

(転載開始)

 タイトル:橋下知事「小さい頃からギャンブルを。国民を勝負師に」

 配信日:2010年10月28日

 配信元:朝日新聞デジタル

 大阪府の橋下徹知事は10月28日、カジノの合法化をめざす国会議員らを招いた「ギャンブリング*ゲーミング学会」の大会に出席し、「ギャンブルを遠ざける故、坊ちゃんの国になった。小さい頃からギャンブルをしっかり積み重ね、全国民を勝負師にするためにも、カジノ法案を通してください」と議員らにカジノ合法化を求めた。

 

 同学会は東京都内のホテルで開かれ、カジノ合法化をめざす超党派の「国際観光産業振興議員連盟(カジノ議連)」の国会議員らが出席。議連会長の古賀一成衆院議員(民主)がこの場で、来年の通常国会にカジノ法案を提出したいと述べた。

 

 橋下知事はカジノを含む統合型リゾート施設の府内への誘致をめざしており、この日も「増税よりカジノ。収益の一部は教育、福祉、医療に回す。隣の兵庫県知事が反対しても無視。わいざつなものは全部大阪が引き受ける」と語った。

(転載終了)

 なお、文中の「ギャンブリングゲーミング学会」は現在「IR*ゲーミング学会」となっています。これについては、リンクを張っておきます。

https://www.jirg.org/

 

 まあ橋本氏の「ギャンブルを遠ざける故、坊ちゃんの国になった。小さい頃からギャンブルをしっかり積み重ね、全国民を勝負師にするためにも、カジノ法案を通してください」という言葉は、酷いものです。

 

 「勝負師」ってなんですかね?ギャンブルをやる人ですかね?

 「勝負師」というのは、「1 ばくちうち。また、棋士など勝ち負けを競うことを職とする人。」という意味と「2  失敗する危険のある物事でも、大胆に行える人。」という意味があります。橋本氏は、この二つ、特に1の意味にうち「ばくちうち」と他の意味を意図的に混同させています。

 

 「ギャンブルを遠ざけた」為に、日本は「坊ちゃんの国」になったというのは、どういう意味でしょうか?「坊ちゃんの国」というのは、自分の主張をしないで相手の言いなりになるという意味でしょうか?そうであれば、日本はアメリカにとっては「坊ちゃんの国」かも知れませんー確かに。

 

 「増税よりカジノ。収益の一部は教育、福祉、医療に回す」とか言っていますが、維新の政治が許育、福祉及び医療を切り捨てて来た政治です。まあ、「高校許育全面無償化」とか言っていますが、公立高校をこの10年間(2022年時点)で17校も廃止しています。つまり、公教育の縮小を続けているのです。つまり、この言葉は全く信用が出来ないのです。

 

 私的にはカジノ計画が出ている事の良かった点は、IR計画の是非が議論される事でギャンブル依存症が病気であり、治療が必要との認識が社会に広まって行くであろう、という事です。

 

 <参考> ギャンブル依存症については、このブログでも書いています。

  2024年 3月26日(火) 第7551回 ギャンブル依存症(1/2) 

    https://ameblo.jp/y-k-yuki/entry-12845943119.html

  2024年 3月27日(水) 第7552回 ギャンブル依存症(2/2) 

    https://ameblo.jp/y-k-yuki/entry-12846072602.html