午前中は、人間ドックでした。大まかな事は口頭で聞きましたが、正確な結果が1カ月後位に届きますので、その時に詳細なご報告をさせて頂きます。まあ、全体としては「健康優良老人」ですがね。

 

 毎週あった火曜日の藤沢総合高校空手道部の稽古は、「お役御免」となりました。既に、「後継者」が決まっていまして、安心しております。

 

 19時00分~21時00分は、藤沢長後道場(長後公民館体育室)の稽古でした。

 「基本形の日」という事で、小林が講師で平安二段をしました。

 

 21時00分~21時45分は、同所で「自主稽古」でした。

 

 さて、タイトルの件ですが、「基本形の日」というのは2010年位から行っています。基本形と呼ばれているのは、大極初段、平安形5つ及びナイファンチ初段です。その内、大極初段を除いた形6個を毎月一つずつ講習を行うというものです。

 自分の経験で、黒帯前の事ですが、昇級審査で行う形を順次習っていますが、該当の級での審査に合格して新しい形を習いって練習していますと、今までの形の詳細を忘れてしまいました。流石、指導者になってからは、教えるという事と教える為には勉強をするという事もありますので、形は忘れなくなりました。

 ジュニアリーダーを含めて指導者は基本形を後輩に教えなくてはいけませんので、曖昧ではこれはまずいです。という事で、私が毎月1回、基本形の講習を始めました。6回1セットですので、年2回は同じ形を行う事となります。

 その後、2018年からは大人の黒帯に指導者に講師をやって貰う事になりました。一つは、私の負担軽減で、もう一つは指導者が「教える事は学ぶ」という観点から、指導者の自己育成という面も持っていました。それはそれで意義があると思います。

 

 それでは、今回また昔の様に私が講師をするかと言いますと、私が元気なうちに「引継いで欲しい事を伝える」という事です。

 講習会の開催を通知する文書「全空連基本形二(糸東流)講習会について」(作成 2024年 4月 1日 小林 志光)という文書で、その辺りを纏めています。

(転載開始)

 基本形(平安形5つとナイファンチ初段)については、「基本形の日」という事で、毎月指導者により講習が行われて来ました。

 今般、全てについて小林志光が講師となり、知識、経験及びノウハウを指導者を含めて会員に伝えて行きたいと存じます。

 

1 目的

(1)志空会で使用する基本形二の理解の統一を会員及び指導者間で図ります。

(2)形の指導方法について、指導者に学んで頂き、指導方法の標準化を図ります。

(3)形演武及び指導のスキル向上を図ります。

(転載終了)

 

 もう私もバリバリと出来るのは、そんなには長くないと思いますので、私が私の先生から教わったものと更に私が色々な人や書籍等から学んだものを、自分の弟子に伝えたいと思っています。

これを私は、空手道という「身体文化」の「伝承」というカッコ良い言葉を使っています。これは、私の空手道に対する責任だとも思います。

 

<身体文化>

 文化は、民族や社会の風習・伝統・思考方法・価値観などの総称で、世代を通じて伝承されていくものを言います。その事により、人間の生活を豊かにするという肯定的な面で捉えられています。

文化は英語でカルチャーです。カルチャーというのは、「カルチャー(culture)」ですが、この言葉と同じ語源を持つ「カルティベイト(cultivate)」は日本語で「耕す」と訳します。 つまり、文化とは、私たちの生活を豊かに「耕し」、そして私たち自身の「心」を「耕す」ものなのです。

 ですので、「身体文化」というのは、身体を介して表現される風習・伝統・思考方法・価値観等であり、人間の生活を豊かにするものであり、そして伝承されるものという意味になります。

そうであれば、空手道も身体文化の一つです。