また今月も下旬となりました。2月の予定表や配布資料の作成に着手しました。

 

 19時00分~20時45分は、横浜道場(領家中学校体育館)の稽古でした。組手中心で行いました。

 

 さて、タイトルの件ですが、昨日の県連主催の「二級・三級資格員講習会」で、栗原副会長の「講話」がありました。当日は、団体形選手権(男子:女子は前日)が全空連会館で開催され、「一段落」したところで、神奈川県まで足を運んで頂いたという事です。

 栗原副会長の「講話」については、2023年 1月23日にも紹介しています。お時間と興味があれば合わせてお読みください。

  https://ameblo.jp/y-k-yuki/entry-12785746699.html

 

 私のメモに基づき書いておりますので、若しかしたら間違いや勘違いがあるかも知れません。間違いの責任は、は全て私にございます。また、私が講話をお聞きして感じた事も含めて書いているかも知れません。内容は「小林志光のバイアスが掛かっている」と考えてお読みください。

なお、小見出しは私が作成し、私の意見については<  >で示しました。

 

 1 能登半島大震災について

 (1)「新年あけまして、おめでとうございます」と言えない状況である。

 (2)現地へ行って何か出来る訳ではない。何も出来なくても、今大切なのは社会に貢献する事である。それは空手道を通して「健康な体つくり」と「健全な精神の育成」という事である。

 

 2 オリンピック等について

 (1)WKFには200程の国と地域が加盟している。国連加盟が210か国なので、殆どの国がWKFに加盟している事になる。

 (2)しかし、パリのオリンピック種目とはならなかった。何故か?

 (3)フランスでは、武道としては柔道と空手道には国家予算が支出されている。指導するには<国家が認定する>資格が必要であるが、その資格を持っているだけで、道場生がいようといまいと、国から年間700万円程が支給される。日本の指導者とは待遇が全く異なる。

 (4)近頃、世界大会やアジア大会では、組手で勝てない。形は勝てている。組手も女子は元気である。組手で、世界やアジアのレベルが上がっているという事である。形も追い付かれるかも知れない。「空手道母国」として、しっかりと取り組みたい。

 

 3 会員登録及びブレークスルーについて

 (1)新型コロナと少子化の影響で、会員数が減少した。やや持ち直しているがコロナ前には戻っていない。

 (2)会員数の大半(50%)が小学生である。一般の登録数が少ない。

 (3)色々な新しい事を行い、全ての世代に会員登録して欲しい。

    競技として、昨日本日と団体形選手権を行った。体重別の組手選手権も行った。マスターズ大会も行っている。障がい者大会<パラ空手道大会>の継続している。

   夏には「空手ウイーク」という事で、夏に東京都武道館で全中、全少、パラ空手道及び体重別選手権を行った。地元の綾瀬商店街にはポスターを貼らして貰い、Tシャツを贈呈して着用して貰った、費用は6,500万円程掛かった。

 (4)費用の一部は、スポーツ庁の優良団体<「良い団体>コンクールに応募して対象となった。オリンピック種目以外では、選ばれた10団体のトップクラスである。「ミッション」「バリュー」及び「基本理念」が審査される。予算が出たので、「空手ウイーク」に充てた。

  「良い団体」というのは、「総括団体(全空連)が加盟団体の信頼を得ている」「総括団体が社会から評価されている」そして「そこに働く労働者の権利が守られている」という事である。<最後については、趣旨は間違いありませんが、私の主観というか、私の言葉です。>

 (5)伝統を守った上で、変化しなくてはならない。ブレークスルーである。競技だけでなく「ファミリー空手」というのを開催した。<そういう事を我が志空会は20年も前からやって来ました。「先見の明」と誇りに思っても良いと思いました。>

 (6)空手道は武道かスポーツではなくて「武道の心を持ったスポーツである」と思う。<この言葉には納得した。>

 

 4 昨今の政治情勢について

 (1)「闇献金」が問題となっている。そういう事をする政治家や政党が政権を担っている。良い政治が出来るであろうか。

 (2)「闇バイト」で、若者が取り寄りから金と取る。そういう社会なのかと思う。

 

 5 競技規定(ルール)について

 (1)国際的な競技は、ルールが頻繁に変更になる。どうも柔道やスキージャンプの様に、日本に不利、日本に勝たせない様な物がある。

 (2)空手道のルールも「毎年改定」されているが、少ないかもしれない。

 (3)しかし、全空連も大変ではある。例えば、印刷したルールブックを改定に伴い何百部も廃棄した事があった。<選手も審判員も指導者も大変です!>

 

 6 中学校での武道科目について

 (1)中学校での武道科目導入時では、全国で18,000校、うち柔道が6,000校は、剣道が3,000校、すもうが300校であった。空手道は、全国で120校で殆ど(80校)が沖縄県だった。今、取り組みの結果600校弱となった。目標は1,000校である。沖縄県以外でも例えば東京都は800校ある中学校で80校、つまり1割が取り入れている。当初は柔道―剣道―相撲―空手道・・・であったが、相撲を追い抜いて第三位になった。

 (2)空手道を実施している学校では、評価が高い。まず体操着で出来る。ケガが少ない。運動会等では、組体操が行われてなくなって、空手道の集団演武として取り入れられている。

    更に、空手道を実施してから、生徒が挨拶する様になったという評価も頂いている。

    特別支援学級でも取り入れる所がある。直接の身体接触がない、大きな声が歓迎されるという点も特学に向いている。

 (3)今後は、小学校高学年でも武道科目が取り入れられるかも知れない。東京都日野市では先駆的に10校程度の小学校で実施されている。

 

 7 形の意義、流派の意義そして指導者の役割

 (1)形というのは、何歳になっても出来る。そして、形は文化である。形を行っていなかった極真の形の意義を理解しだして。要請に応じて、全空連から形の講師を派遣している。

 (2)その形を継承している全空連加盟の各会派は全空連の宝である。

 (3)全空連の為に、各加盟会派や団体があり、会員がいるのではない。皆さんの為に全空連がある

 (4)指導者の皆さんは大切である。時間とお金を使って<フランスの様な保証もなく>指導をして、空手道、全空連を支えている。

 (5)皆さんがいなければ全空連は「お先真っ暗」である。今後共、皆さんの研鑽と指導に期待している。

 

 以上、最後までお読み頂き、ありがとうございました。