16時00分~18時00分は、藤沢総合高校空手道部の稽古でした。

 

 19時00分~20時45分は、藤沢長後道場(藤沢総合高校体育館)の稽古でした。新規入門者の紹介をしました。また、「基本形の日」という事で、門脇指導員を講師にして、平安四段をしました。

 

 さて、タイトルの件ですが、横浜市大会に参加した選手に結果の報告をして頂きました。その中には、「大会の振り返り」という事で、以下の報告して頂きました。

  ① 良かった点=伸ばすべき点

  ② 克服すべき点

  ③ その他感想/思い/決意等

 

 そのやり取りの中で何名かに対して、「馬を川に連れて行く事は出来ても、水を無理に飲ませる事は出来ない」という諺を出しました。英語の『You may lead a horse to the water, but you can't make him drink』から来ています。(私は「川」と記憶していましたが、英文が「water」なので「水辺」という方が良いかと思いました。「水辺」は水のある辺りですので、川に限定出来ず池や泉等も含まれます。)

 この諺の意味は、「人が他人に機会を与える事は出来ても、その人がそれを実行するかどうかは本人次第である」という意味です。馬が水を飲むかどうかは馬次第なので、人は馬を水辺に連れて行く事はで来ても、水を飲ませる事は出来ないという事です。

 

 私は少し敷衍(ふえん)して、空手道の指導で幾ら「こうやれああやれ」としつこく言っても当人がやる気にならなければどうしようもない、という事です。ええ、確かにやる気を持たせるのも指導者の役割だとは分かっています。でも、こちらがどうあがいても本気にならない生徒もいますので、そういう時に使います。

 更に、指導者というのはきっかけを与えたりアドバイスをしたりする事は出来ても、結局は当人が考えて行って行かなければ、本当の力にならないという意味でも使っています。つまり、一から十まで教えてしまうのは違うでしょう、という意味合いでも使っています。

 

 昔、一時これを多用した事があるのですが、現在は殆ど使っていません。しかし、自分の指導方法の基本的なスタンスとなっています。久々に使って、昔の事を思い出しましたので、「マイブーム」にしようかと思っています。