9時00分~11時30分は、藤沢湘南台道場(六会小学校体育館)の稽古でした。

 

 13時00分~14時45分は、くるみ道場(緑ヶ丘幼稚園教室)の稽古でした。

 

 17時00分~22時00分は、「自主稽古」(長後公民館ホール)でした。

 

 さて、タイトルの件ですが、藤沢市市教育委員会が11月16日に不登校やいじめ等の状況に関する調査結果を教育委員会の定例会で報告しました。それに依りますと、藤沢市立小中学校における2022年度の不登校の児童生徒は、前の年度より118人多い988人で過去最多となりました。増加傾向は、全国的にも同じです。全国では不登校の子どもが約29万9千人に達し、市内でも増加の一途を辿り過去最多となりました。(下表参照)

 

 

 同委員会の報告の概要は、以下の通りです。

 (1)年度間に30日以上欠席した不登校者数の内訳は小学生が371人(前年度比45人増)

 (2)同じく中学生が617人(同73人増)

 (3)主な要因としては「無気力、不安」が半数を超える550人と最も多く、次いで「生活リズムの乱れ、あそび、非行」が94人、「親子の関わり方」が65人と続く

 (4)「いじめを除く友人関係の問題」が60人である一方、「いじめ」は4人

「無気力、不安」が半数を超えていますが、ではその「無気力、不安」の原因は何かという十分な分析は行われていません。

 

 市教委は不登校の状況について「新型コロナの影響による生活環境の変化で交友関係を築くことが難しかったり、登校する意欲が湧きにくくなったことなどが考えられる」と分析しています。不登校の要因や背景が複雑化・多様化する中で「学校以外の場も含めて教育の機会を作ることが必要。学校や関係機関との連携を図り、児童生徒に対応していく」としています。

 

 また、いじめの認知件数は、小学校が1,265件(前年度比382件)、中学校が258件(同111件増)となっていて、合計が過去最多の1,523件となっています。市教委はこの背景について、「いじめの定義に対する認識が広がったことや、コロナ対策で制限されていた学校活動が再開され児童生徒の接触機会が増えた」事等を挙げています。

 

 学校が把握したいじめの態様では「冷やかし・からかい・悪口・脅し文句」が最多の791件、「軽い暴力」が278件、「仲間はずれ・集団による無視」が198件、「金品を隠す・盗む・壊す・捨てる」が95件でした。「パソコンや携帯電話による誹謗中傷」は小学校で47件、中学校で40件ありました。スマフォを持つ割合が中学生では小学生に比して多いという事でしょう。また、解消したいじめも1,255件(同365件増)あったという事です。

同教委は、いじめについて、「対教師」「生徒間」「対人」「器物損壊」の暴力行為は小学校で336件(同2件増)、中学校で78件(同12件減)の合計414件です。小学校での「生徒間暴力」が259件(同22件減)と全体の約6割を占めています。

 

 前に「認知件数」とありましたが、あくまでの「分かった件数」という事ですので、実際はもっと多いのではないかと推測されます。

 

 子供の世界は大人の世界の反映です。社会全体で弱い者いじめが蔓延し、更にはそれを助長しています。差別発言やヘイトスピーチが公然と行われています。極端な例としては、杉田水脈議員の様に「自分は差別をしていません」と言いながら、差別をまき散らしています。

 

 更に、人間に対する最大の「いじめ」である戦乱が、ウクライナとパレスチナで続いています。

「お先真っ暗」という所です。

 

 なお、市教委は、今年夏に児童生徒約3万3,500人を対象に実施した学校生活に関するアンケート調査の結果も同時に発表しましたが、「学校は楽しい」「まあまあ楽しい」と回答した子どもは90%以上で、小中いずれも1年生の割合が最も多かった、という事です。

 自分としては。「楽しい」が100%になって欲しいのですが、90%以上というのは「まあまあ」何でしょうね。また、「小中いずれも1年生の割合が最も多かった」という事は、上級生になると「楽しい」という回答が減って行くという事なので、ちょっと先行き不安でもあります。