私は本を読むのが大好きです。

両親ともに本が好きで、本に囲まれて育ったことも大きいと思います。

母は若い頃保育士だったので、絵本をもらうことも多く、父はもともと国語の教員で歴史が好き。

絵本、児童文学、歴史物、純文学、推理小説、レシピ本、百科事典、辞書、その他父の仕事関連の専門書等々。

とにかく本だらけという環境でした。

図書館も大好きで、週に何回も通っては借りて読んでいました。

欲しい本があれば買ってもらえたし、自分でも読みたいと思った本、欲しいと思った本は躊躇なく買ってきました。

読書は私にとって、欠かすことのできない娯楽です。


先日、村上春樹さんの、『職業としての小説家』という本を読みました。

小説家になるための指南書のようなものかな?と思って手に取ったのですが、図書館で立ち読みしていたら面白くて借りて読んでみたところ、実際には自叙伝のような内容でした。

村上春樹さんの本は全部とは言わないですが何冊も読んでいて、繰り返し読んだことのある本も幾つかあるので、ファンと言わせていただいてよいかと思っています。

そういった、自分が読んだことのある本がどのような作業を経て作られたのかが細かく描かれており、まるで製造現場を見学しているような面白さがありました。

本の中で印象的だった話としては、『本を読むのが好きで日常的に読書する人』というが、国民の5%くらいだ、というはなしでした。

私自身、本を読む人口は減っている、今どき読書なんて、みたいなことを言われながら幼少期から今まで本を読んできましたが、周りに私と同じくらいかそれ以上、本を読む人はめったにいませんでした。

でも、たった5%と聞いて、そうか、だったら私のようなタイプが珍しがられるのは仕方ないかもしれない、と思いました😅。

また、私が本を読むのが好きなのは、色々な人の人生を追体験できるから、なのですが、村上春樹さんという書き手にとってもそれは同じだったらしく、それは本当に楽しい話でした。


これからの人生、あと何冊、本を読めるだろう。

これからも読書を楽しんでいきたいです。