バンドネオンは絶滅危惧種? | 池田市石橋・箕面市・豊中市の米阪ギター教室♪YONE・GUITAR♪

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大阪北摂の池田市、箕面市、豊中市の境に位置する石橋の町のギター教室。こちらのブログでは主に講師の日常や石橋周辺の話題をお届けいたします。

この連休でバンドネオン&ギター・デュオ【タンゴ・グレリオ】のYouTube再生リストの再生回数が急に上がったので何事かと思いましたが、6日に『題名のない音楽会』でバンドネオンが特集されていたんですね!
 

バンドネオンはアルゼンチンタンゴに欠かせない楽器として有名ですが、生産していたドイツの工場が第2次世界大戦後、軒並み廃業したり生産を止めたりして、現在はほとんど生産されていません。

タンゴ・グレリオのバンドネオン奏者・星野俊路の使っているバンドネオンも当然80年以上前の戦前に作られた楽器です。

そのため楽器が長持ちするように適切にメンテナンスしないといけないですし、今の楽器が壊れた時のために使用可能な楽器を常に押さえておかないといけない、苦労の多い楽器です。

そもそも非常に演奏困難(音の配列に規則性がない)なため、まともに演奏できる人も少なく、演奏者も限られています<(_ _)>

 

番組では「絶滅危惧楽器」として紹介されたそうですが、特にここ関西ではさらに演奏者も演奏する場所も希少です(;^_^A

プロで演奏活動している方は、うちの星野も含めて4~5人しかいないのではないでしょうか?

タンゴを演奏しているライブスポットも極端に限られています。


このように関西は厳しい状況ですが、かといってこれはどんなジャンルの音楽をやるにしても同じこと。

誰かに保護を求めるのではなく、自分たちの活動の場は自分たちで切り開いて生き残りを賭けなくては!(`・ω・´) b


まずはバンドネオンやタンゴについて少しでも実態を知ってもらえるように、地道に普及活動をしていかないといけないですね。

いまだにタンゴというと「黒猫のタンゴ」とか「だんご三兄弟」とか言われるし(それすら何年前!?)、かといってピアソラ一辺倒になってもタンゴの本質を理解してもらえているとは言えません。


タンゴ・グレリオとしての活動のほか、このブログでも今後もタンゴの情報をしっかり取り上げていきたいと思います。