●息子と空手をはじめて3年@松濤館流恵空会 | FUTA

●息子と空手をはじめて3年@松濤館流恵空会

2023年4月

3年ほど父子で続けてきた空手の稽古。

ボクは真っ先に空手の魅力に
ハマってしまったのだけど
この頃は息子の方がハマってきて
ヒマさえあればどこででも
空手のカタをやり始めるし
YouTubeで空手の動画も熱心に観ていて
まだ白帯の無級なのに
平安型の5段から慈恩や十手なんかも
覚えてしきりに練習している。



なので土曜日の稽古に加えて

水曜日の稽古も連れてゆくことにしました。



先日の渋谷区の空手道大会にも

だいぶ刺激を受けたようですから

彼の空手の成長が楽しみです。


ボクはこれまでケンカはもちろん

格闘技には無縁の人生を送ってきましたが

55歳にして始めた空手には

すっかり魅了されてしまいました。


日本人にとって「道」は特別な言葉です。

武道はもちろん、茶道、華道など

「道」がつくものは長い時間をかけて

大切に受け継がれてきた作法のようです。


沖縄から伝来したらしい

空手は比較的歴史が浅い「道」ですが

実際に取り組んでみると

その奥深さに驚かされています。


ボクの友人は茶道を数十年も稽古して

師匠の免状を取ったと言ってたけど

彼の佇まいや身のこなしは

明らかに普通の人と違って美しい。


同じように空手の先生方も

突きや蹴りといった空手の動きはもちろん

普段の立ち姿や歩き方が美しいのです。


日本で「道」と言われるものは

そういう事なのかもしれません。


茶道も空手もひたすら同じ動きを

繰り返しくりかえし稽古して身体が

自然に動くようになるまで稽古し続ける。


そんな訓練した身体が普通の人と

違うのは当然の結果でしょうね。

ボクもそんなボディになりたいのです。


武道というと闘うために考案されたように

思われがちですが特に空手は

攻撃よりも受け手の技が多いようです。


つまり闘いで相手を凌駕するのではなく

自らを守るために生まれた技なのでしょう。

こうした思想にもとても惹かれます。


息子はこのまま稽古し続けたら

小学生の間に黒帯まで昇進できるでしょう。


週一回の土曜日稽古だけのボクは

はたして黒帯までたどり着けるのか。

そして美しい動きができるボディを

身につけることができるのか。

ひたすら精進し続けようと思います。