早いもので、1ヶ月のニューヨーク生活もあと2週間になってしまいました。
始まったばかりは、まだ3日なのかまだ5日目なのかとか思っていて長く感じていたけど
もう、明日のイベントが終わったらあと10日しか滞在できない。
この間に何ができるだろう、あれをしておこうこれもしておこう。と思った時点でもう時間の進み方が違う。
有難いことに滞在中に2回もテレビ局からのお仕事の依頼があって
もちろん出演できなかったけど
ニューヨークに来ていても電話をいただけたのはとても嬉しい。
仕事は、大体滞在中にできることはしてきたので
ニューヨークで向き合っているのは〝生きること〟
とでも言うとカッコいいかな。そんなわけないか。
しかし日本にいる私は、物を持ちすぎている。
あれとこれと、あ、それも捨てられない。
全部持ってよう。
物だけでなく、余計な繋がりや縁
そしてプライド。
捨てることをせず、捨てることさえ面倒くさがって。
日本と離れた遠い国で、違う文化に触れ
知らない街を歩く。
最初は恐怖と不安で結構ニューヨークってストレスだな、とか思ってたけど笑
おかげで、健康が売りだった私が5年ぶりに熱を出した。笑
いろいろ感じて思ったのは
自分はもっとシンプルに生きられるんだなって事と、
生きるのは大変だということ。
お金をもらうために創意工夫を凝らしたホームレスのアピール力から、
夢や希望を抱えた大人たちに至るまで
それはとても強く感じる。
エネルギーがあるとか、活気があるとか
そういう元気なものじゃなくて
純粋で切ない、孤独になってはいけない
そんな儚いものを感じる。
持っていった本で読んだ。
〝ニューヨークでは、絶対にひとりで生きていくなんて無理だ。
誰もがそれを知っている。
だから、おはよう。の後に 調子はどう?からはじまり
お節介や世話を焼いてくれる人が多い。
助け合って生きていくことがベストだと思っているからだ〟
これを知っていると人は変われる気がする。
あとまだ数十日。
海外で生活をする、という滅多に出来ない経験を無駄にしないように
たくさん見て、感じて帰ってきたいと思います。