の続きです。
採卵の次の日、受精結果をメールでもらいます。
私の場合は採卵数1、結果は、
受精していませんでした。
詳細を聞くには病院に行くしかありません。胚移植予定だった日時に、採卵してくれた先生を
指名して予約を入れました。
診察室に入って早々
「大丈夫?」
と心配されながら、結果を聞きました。
先生の話を要約すると
- 受精させる前の卵子のグレードは真ん中。一番下でも受精するときはする。
- 卵子1個だから、精子と卵子の相性や、障害の有無は何とも言えない。
もともと7割ぐらいの受精率だから。 - AMHも高いし、次は卵巣刺激を強くして、たくさん卵子をとるのがおすすめ。
卵子をたくさんとると、卵巣が腫れるため、採卵した卵子は凍結保存し、
翌月以降に移植になります。
また、自然に受精できない場合は、顕微授精も選択肢に入ります。
言葉は知っていても、そしてネットで調べてもよくわからない不安を感じていて。
凍結保存と、顕微授精のリスクの考え方を先生に聞きました。
■凍結保存
体外受精で生まれた子は、今の小学生ぐらいにいっぱいいます。
その子たちが、自然妊娠で生まれた子と比べて劣っている、障害がある、比率が高いなどと
いうことは報告されていません。
体外受精のほとんどが、凍結保存です。
→私はこれを聞いて安心しました。凍結しようが、自然妊娠の子と変わらないなら、
凍結しよう!と思いました。
■顕微授精
顕微授精して、明らかに成長に影響があるという研究報告はされていない。
男性の精子に生殖の遺伝子(受精するときの障害など)に問題がある場合。自然妊娠だったら
できない受精が行われることにより、その遺伝子が引き継がれてしまいます。
これは間違いありません。
ただ、今の旦那さんとの子供が欲しいなら、また、これから先試してみて自然に受精しないなら、顕微授以外の他の選択肢はありません。
→おっしゃる通りすぎて、何も言えない。次は顕微授精も一部取り入れてもいいかも、と思いました。
あと、この日衝撃だったのは、「フーナー検査の結果が良好だから、体内受精しても変わらないと思う」
と聞いていたのですが、検査したお医者さんが残したカルテは「フーナー検査はまあまあ」
とのことでした
びっくりして、「え!?じゃ、体内受精もトライしてみた方が良かったってことですか???」
と聞いたら「卵管が詰まっているから、そもそも体外受精じゃないと難しい。片方は通っているかもしれないけど、検査でしっかり見えなかったということは、問題があることが多い」
との回答。体外受精の選択は間違ってはいなかったようです。
でも、ふと思いました。
不妊検査、結婚直後、直後でなくても1年できなかった時点でして、しっかり検査結果を説明してくれる先生に出会っていたら、もう少し早く体外受精を始められたなと。
待ち時間を少しでも減らしたくて、先生の指名を殆ど行ってこなかったのですが、
この先生は丁寧に説明してくれるなと思ったので、これからはこの先生指名で予約を取ろうと思います。
いろんな先生に診られるのに疲れてしまったというのもあります。
やっぱり、先生によって患者への伝え方は異なって、「え?!前と言っていること違う。」となっても、
その先生に直接確認にいけないのは精神衛生上よくないなと思いました。
クリニックに行くたびにころころ先生が変わるのは不安になってきました。
はじめは「個々の検査結果を聞くだけ」と思っていましたが、トータルで判断してもらいたい。
治療を続けるにあたって、すべての経過(難しいかもしれないけど、できたら私の気持ちの変化も)を知っている先生がいいと思いました。
それに、顔見知りの患者さんの方が、先生も頑張りたくなったりするんじゃないかな?と
思いまして。
お気に入りの先生を見つけるまで、苦労しました。
クリニック名+おすすめの先生 で検索しても、出てこなくて。
人によって合う、合わないがありますし、先生ごとの体外受精成功率なんて表に出したら、大変ですもんね。
逆に、この先生、全然説明してくれない!って先生を調べたら、講演会の情報やインタビュー記事から
有名な先生だってことがわかったり。
(初めてで何もわからないのに、不親切すぎて、その後看護師さんに手厚くフォローいただきました。)
待ち時間を気にして、指名をしてこなかったのですが、せっかく患者の気持ちに寄り添ってくれる、相性のいい先生に会えたので、この先生を信じてみたいと思います。
(ちなみにこの先生は、調べても前の病院ぐらいしか出てこなくて。全然有名ではない先生。)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
卵巣を休ませるために1か月お休みがあるので、また通院がはじまったら続きを書きたいと思います。
(薬はお休みだけど、タイミング法は試して良いとのことでした。)