今回は会社でのこと。
普段、会社での私は開発業務を行っている為、基本的にデスクワークです。
しかし、たまに工作機械で試作品を製作したり、車の運転をして打ち合わせに出かけなくてはなりません。
現段階では、幸いにもひどい低血糖や糖尿病が原因で仕事に支障を来すということは無いのですが…
将来的にインシュリン注射が始まると、機械の操作中や車の運転中に低血糖を起こし、事故に繫がるという可能性が出てきます。
(現在でも、プライベートで車を運転する際には必ず運転できる人と同乗してもらって、低血糖対策の為ブドウ糖を常備しています)
最悪の場合を想定すると、仕事中に一人で車の運転中に昏睡を起こし、通学途中の児童の列に突っ込んでしまったり、人を巻き込んでしまう人身事故の発生の可能性も出てきます。
記憶の新しいところですと、関西の方で発生した自動車運転中のてんかんによる意識障害が原因で発生した児童の列に追突して発生した人身事後。
ああいったことも他人事ではありません。
その為、そういった状況になった場合には会社の社名が入った社用車を運転して何かあったなどということが起きた場合、本人は当然のことながら、会社としての社会的責任を負ってしまいます
当然、自己血糖値測定や、定期的な休憩によって未然に防ぐ事は可能なのですが、万が一のことを社内の人事関係の部署の方や関係部署の上司に説明しても伝わらない…。
前のブログでも書きましたが、社内には数名のⅡ型糖尿病を患っている方がいます。
その方々は、発症前かなりの大食漢で酒豪、自分の不摂生が原因だとおっしゃっていました。
一方発症前の私は、やや肥満体ではありましたが、酒は飲めませんし、偏食や、どか食いをする傾向も有りませんでした。
Ⅰ型糖尿病とⅡ型糖尿病では発症原因が全く異なりますが、世間的にも社内的にもⅡ型糖尿病が俗に言う『糖尿病』という1つの括りで解釈されがち。
社内的にもそういった『目』で見られていて
「不摂生なんだよ」
「甘いもの食べすぎじゃないの?」
「インシュリン打つようになったら末期でしょ?」
「足切断したり、失明したりするようになっちゃうんでしょ?」
「贅沢病で自己管理ができてないからだ」
という人もいれば
「治るから大丈夫だよ」
「病は気から、根性で治る」
となんの根拠もない励まし…
挙句の果てには
「診断書貰ってきて、ついでにその中に仕事で行なって良い作業と、駄目な作業をということで書いてもらって」
と総務部長から言われる始末。
念の為、かかりつけの医師にTELで診断書の事について確認してみると
「その様な文面を診断書に記入することや別紙にて作業内容の事まで書けません。個人差がありますし。前例も有りません。」
と言われてしまいました。
当然ですね
総務部長には口頭で病気について病院で聞いてきていることを説明しているにも関わらず、自分の良い様に解釈しているし。
何か不祥事が起きても責任取らないって感じが見え×2で…
やはり、病気になった当人や家族じゃないと、病気の事を本当に理解することって難しいのでしょうか