震災の直前に、ある市民の方から相談があるので時間を取って欲しいとのお話があった。
その時は大まかなお話のみで、自治会を解散したいという内容。
その後、予定が合わず今日まで延び延びになってしまった。
ご自宅にお伺いすると、ご近所の方も6名いらっしゃっていた。
自治会の役員の方々とのこと。
お話をお聞きする。
やはり皆さんこのたびの震災以降、自治会など地域の繋がりの重要性は十分に認識されている。
しかし、役員の引き受け手がいない。自治会費を払ってもらえない。など自治会を続けていく事が困難な状況にあるようだ。
確かに、調布市の自治会加入率は年々下がっており、同様に自治会を解散する事例も少なくない。
一方で、自治会があっても回覧板を回すだけの組織であれば、自治という意味では機能しているとは言えない。
プライバシーや個人情報の問題、そして、個人主義というかそういった価値観が地域の繋がりの希薄化を生み出しているのは間違いない。
今日お会いした皆様は、自治会という「箱」は解散しても、イベントや地域活動を通じて地域の繋がりを強めていきたいとのこと。
災害時に限らず、地域で子育てを支える。地域で高齢者を見守るという社会は私の目指す社会。
難しいようでそうでもない。
「挨拶」だけでも人と人は繋がる。
時間はかかるかもしれないが、一言の挨拶だけで人と地域は繋がる。
このたびの震災で学ぶ事はあまりに多い。
是非とも積極的に隣近所、地域に関わって欲しいです。
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