【禅】曹源一滴水 | 対人恐怖で悩む内向型治療師のブログ

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私は対人恐怖で、緊張すると手が震える小心者の治療師ですが、
それでも30年余、延べ10万人も施術してくることが出来ました。

その経験から、対人恐怖でお悩みの治療師のみなさんに、
メンタルや施術方法についてお話したいと思います。


曹源(そうげん)の一滴水(いってきすい) (碧巌録第七則評唱)



曹源は曹渓の源泉の意、曹渓は六祖慧能(えのう)大師のこと。


六祖によって大成された禅は、中国ではやがて五家(け)七宗(雲門宗、潙仰宗(いぎょうしゅう)、臨済宗、曹洞宗、法眼宗(ほうげんしゅう)の五宗を総称して五家といい、これに臨済宗から分出した楊岐派(ようきは)と黄竜派(おうりょうは)の二派を加えて七宗と称しています)に分化発展し、また日本へは二十四流の禅が伝えられました。


これらはみな曹渓を源泉とする一滴の水から、流れ流れて展開した末流にほかなりません。


すなわち「曹源一滴の水」とは六祖の根本精神、禅の神髄、真実の仏法の意であります。



(了)








(※)

「茶席の禅語」(西部文浄著) から引用させて

いただきました。 
















門外漢の私から見ると、六祖の根本精神、禅の神髄、真実の仏法を得た人がなぜ分派するのだろうと訝ることもありますが、人が集まって組織を作るということは、それだけ難しいことだということなのかも知れません。