今週のマーケットは、日銀トレードのあとは日銀の利上げと会見に円キャリートレードの巻き戻しが盛んとなり日本株は暴落し米国株や世界株も米国の景気不安によって急落して終えています。この間、イスラエルVSイランの地政学リスクが顕在化してきているものの原油も急落しており、景気不安が前面に出てきたと思われます。

 

日経平均週足チャートです。

4月安値を下回ってWトップとなり遅行スパンは実体を下回りました。

 

この動きは驚きでも何でもありませんが、日銀の今会合での利上げには驚きました。

何がしたいのかホントにわかりませんが、自民党総裁選までに円安を止めたい自民党が言うことを聞く人選をした

総裁に言う事を聞かせただけと思われます。

 

これにより、安部黒の結末は一旦のスタグフレーションとなるようです。

なぜなら輸入物価は通貨安の半年後くらいに川下に反映されますから今円高に振れても今秋の物価高は

避けられないので、資産価格が下がる中で物価は上昇するといった最悪の状態になる可能性が高いからです。

 

足元は、株価上昇に関係がなく生活コストに関係のある国民向けにアピールしたいのだと思われます。

 

また、日銀会見の継続利上げ発言は円キャリートレードをしまくっている投機筋に向けての発言であり、実質金利が

2%以上のマイナスであれば本来ならばマーケットには大した影響はありません。

 

よって、インフレ傾向は継続しますので

またバラマキをやって本当に賃上げ等の改革が出来ればよい方向に向かうと思われ、一旦のとしました。

 

ただ、米国も事情は同じで大統領選までに金融政策を調整しなければならず、遅すぎる利下げとなるような景気指標

、つまり失業者増が出てきたことにより米金利も急激な動きとなったための株価急落と考えられます。

 

よって、本格的な株価下落になりますが円キャリートレードの逆回転が終われば日本株は落ち着きそうです。

 

但し、今までに円安と日銀買いで実力以上にかさ上げされた株価水準は妥当なPERになると考えられ、急激な円安になる前の妥当な水準へと戻るだけで高値で買った信用買いがいずれ下値をオーバーシュートさせる可能性もありそうです。

 

個人的には日銀トレード後は売り方になっていますが、リバウンドは短期間と考え、暫くは何があってもおかしくないと考えた

価格を想定した戻りを売っていくだけのポジションでいく予定です。

 

米国の新規失業保険に対する反応が出ていることをブログにしていましたが、今後も米国の雇用指標は重要になります。

 

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