今週のマーケットは、凪状態が続きせいぜいNT売買で金融株と半導体株の資金移動が繰り返されたくらいと思われます。刺激材料としてレーザーテックが浮上しましたが、動かなくなると何かと出てくるものです。

 

雇用統計では賃金インフレ継続が確認され、ドルが急伸し金利もまんべんなく上昇したことで金利のつかない金をはじめ連れて鉱物資源や穀物も急落しています。

 

特に銅は景気の先行指標と言われていますから気になるところです。

銅先物日足チャートです。

5月下旬から天井打ちの様相で、今週末にダメ押ししているのが分かります。金と銅は背景が違いますから、同列の資金なのかどうか分かりませんので来週以降は要観察です。

 

ダウ輸送株日足チャートです。

銅チャートと期間が違うので印をしましたが。5月下旬から下落しており、どちらも米景気や世界景気の景気後退を示唆するものです。

ドル指数日足チャートです。

当たり前ですが、米金利と同じ動きですから金利上昇とドル高は株価の上下と相関しています。

ただ、水準が昨年より低いことから株価の嫌気売りは小さくなっているようです。

 

結論は景気後退懸念がある中で、利下げが遠のいていっている状態が繰り返されていることになり来週のCPIやFOMCでの中立金利によってはボラティリティも上がりそうということになります。

日経平均ミニ先物6月限1時間足チャートです。

今のところ、38915円を跨ぐ動きが続いていますが段々と上値と認識されつつあり、個人的には来週は印を入れた200時間MA(38,600円で横ばい)を強弱の分水嶺としてポジションを作る予定です。

 

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