今週のマーケットは、米国でのエヌビディア決算というイベントに対してのダウ急落にナスダック、SOX指数の切り返しの動きが目立ち日本では長期金利の1.0%乗せが目につきました。この間、先週に急騰した銀や銅といった鉱物価格は急反落となっています。

 

これらの動きはこの米国10年金利が背景と考えられます。

つまり、FOMC議事録で金利低下とならずに金利上昇となったことによって株式の割高感と景気の後退が意識されましたがエヌビディア決算によって、あくまでも消去法で資金の振り向け先が半導体に向かったものと思われます。

 

よって、エヌビディア決算が期待外れであればリスク資産は崩れていたことになると考えられ、本来は金利上昇に強いのは大型株で金利上昇ならダウ買いナス売りのはずがエヌビディア決算で逆になっていると考えるのが妥当です。

 

ということは、半導体買いの賞味期限が全体の下落につながる期限となりそうです。

いくら将来性があって想定を超える実力数字を出したとしても、目先だけを考えればここから買う人は買わざるを得ない買いと思われ、金利の低下が値ければ割高感がでてきます。

 

日本も同じく長期金利が1%になり、実質金利に響く水準となりつつあります。

 

よって、金利低下の動きに転じなければ個人的にはいよいよリスク資産が崩れ始めるのは時間の問題と考えています。来月の日米金融政策決定会合までははっきりしないでしょうが、逆に言えばそれまでは思惑でどう転んでも不思議ではなく、ボラティリティ指数が低水準であることから、どちらかといえば警戒水準と考えられます。

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