今週のマーケットは、ナイトセッション含めて思惑なりイベント前の調整なりの背景で乱高下が継続しました。地政学リスクが後退しましたが、原油は高止まりしています。つまりインフレ圧力は継続だということになりますが、日本の場合は週末の日銀後に周知のとおりです。
今週の政府日銀の対応はニュースでも良く取り上げられているようですが、まだインフレ税というフレーズはあまり見かけません。
以前もブログにしましたが、インフレ税とは
GOETHE より転載
今のところはどうみてもこれが狙いに思えます。
米国の事情もあるでしょうが、市場の催促相場の動きにどう対応するのか分かりません。もうすでに介入しても一時的にしかならず市場を乱高下させるだけになってしまいました。
株式市場は短期的な需給整理が終わり、決算内容でリバウンドの高さと持続性が決まるでしょうがリバウンドでなくなる可能性も当然あります。しかし、前回ブログで書いたように日米の信用買いの整理がある程度終わらないとリバウンドにしかなりそうもありません。
そのような中、TOPIXが週足13MAを越えて終えておりナイトセッションでは先物が日足25MAを越えています。
来週以降は日経平均がTOPIXに追いつくのかどうかですが、円安で買われるのはTOPIXということになります。
日経平均ミニ先4時間足です。
前回抜けなかった一目クモを抜けています。
日経平均ミニ先8時間足です。来週末にクモ抜け出来るか38500円でWトップとなるか注目されます。
為替に波乱がある場合は日本株に大きな影響はあるでしょうが、基本的に決算は今のところ期待外れであり短期筋の振り回しが続く可能性が高いと思われます。しかし、TOPIX先物は8時間足のクモ抜け寸前ですので来週は戻りを試す展開が続きそうです。
市場の話ではないですが表題にしたように、このままの政策で日本はもつのでしょうか。
そのうち限界が来たら急激な金利引き上げせざるを得なくなり、TOPIXが最高値を更新する前に長期足Wトップになってバブル崩壊の再来となるかもしれません。