今週のマーケットは、ECBに動きのない中マイナス金利解除の日銀関連報道等によって円の独歩高となり東京株式市場でSQにおけるポジション調整が活発となり乱高下した週となりました。乱高下は米SOX指数と日経平均とどっちが先か分かりませんが連動性を発揮して週を終えています。
週末に米国雇用統計が発表されましたが、今回の統計は変化が見受けられました。
失業率は3.9%となり上昇傾向がうかがえます。また、平均賃金の伸びが
鈍化していました。
NFPは堅調な伸びですが、周知のとおり今はこのNFPの数字は短期アルゴに使われるだけで
失業率と賃金インフレが雇用統計の見るところです。
昔からアリとキリギリスで言うところの、日本はアリで米国はキリギリスですがキリギリスは最後にはアリに
たかってきます。
今がまさにそうなりつつあり、自民党政権はずっとそのために存在してきたようなものですが、総合的に考えてこれは仕方のないことです。
問題は、日本もいずれキリギリスになりそうなことです。
NY倍率日足一目です。Wトップになるネックラインは14.53倍で週末ナイトの先物終値では約14.48倍ですから
暫くはTOPIX優位になる事を示しています。
SQも終わり、モメンタム投資はマイナス金利解除を織り込みに行っていますのでまずは円キャリーが逆回転となり
東京株式市場では裁定解消売りが出ることになります。SQで既に減少していますし、日経平均がスピード違反を取り締まられることは大したことありませんが、米国株が崩れると話が変わってきますので、来週の日米金融政策会合までは情勢を見極める
時期だと考えます。
個人的にはプットOPをデビッドで買い建てていますが、38900円前後を明確に割り込むかどうかでその後を考えますが
その前に39233円の新値三本陰転値を注目します。
NYダウ先物売りはキープしており、日銀とFOMCが終われば日本株は期末要因で上昇する可能性が高く、目先の調整は出来れば
深い方がやりやすいと考えています。
但し、米国株が崩れれば話は変わって来ますのでやはり、日銀が終わってもFOMCを確認したいと思っています。