紅麹サプリ死亡者数報道の違和感

「紅麹サプリ、死亡疑い７６人増　小林製薬、関連を調査中　国に催促され報告」という記事が2024年6月29日朝日新聞朝刊の１面に出ていました。

紅麹サプリが原因で死亡したかも知れない人の数が５人から76人も増えた、という記事です。

それを記事にするのはべつにいいのですが、それではなぜ新型コロナワクチンの死者数のことを記事にしないのでしょうか？ワクチンが原因で死亡したかも知れない人の数は、2023年7月30日の段階ですでに2000人を超えました。これは厚労省ワクチン副反応検討部会が報告しています。

ファイザー社のワクチン（コミナティ筋注）では、α（専門家がワクチンとの因果関係が否定できないもの）が2件でγ（情報不足等によりワクチンと死亡との因果関係が評価できないもの）が1866件で合計1868件です。

モデルナ社のワクチン（スパイクバックス筋注）では、αが0件、γが235件で合計235件です。

武田製薬のワクチン（ヌバキソビッド筋注）はαが0件、γが3件で合計３件です。

新型コロナワクチンが原因で死亡したかも知れない人は現時点で1868＋235＋3＝2106件です。