ご存じのように今回の衆議院選挙で高市自民党が大勝し、316議席
(名簿切れがなければ330議席)を獲得しました。
かつて自民党がここまで多くの議席を獲得したことはありませんでした。
これについて、もともと高市首相は人気があり、内閣支持率も高かったので、
今回の選挙結果は当然の結果と見なす声が大きいです。しかし・・・・
保守系ジャーナリストの山口敬之氏が次のように分析していました。
(以下は開始~約8分の要約)
「これまで自民党が300議席を越えるときは、
必ず投票率が60%越えていました。
中曽根さんの時も、郵政選挙の時も、これまで選挙に行かなかった約700万人の人が
投票に行って自民党が大勝したのです。
しかし今回の投票率は55.56%、前回から3%くらいしか増えていません。
今回公明党が自民党から離れて中道連合に入りましたが、
これは520万票くらいの公明票が、自民党から離れたことを意味します。
実際小選挙区の票を調べたところ、元公明票は中道連合に移っていました。
つまり今までの選挙の論理で行くと、自民党はこんなに勝たないはずです。
もし投票率が上がれば、このくらい自民党が勝つことはあり得ました。
しかし、投票率は大して上がりませんでした。選挙分析は全社外したのです。
これは、今までの選挙の枠組み、有権者の判断基準などの前提がすべて崩壊した、
と考えなければ説明がつきません。
安倍政権は対中強硬で、石破政権は対中融和というか媚中でした。
その結果、保守系の無党派層が自民党からごっそり抜けましたが、
高市政権になり対中強硬が支持されてこの票が戻ってきたので自民党が大勝した、
という分析もあります。
しかし、この票が戻ってきても、投票率が上がっていないため、
岸田政権の時の260までしかいきません。
これを説明するには、
今まで立憲民主などリベラル系の政党に入れていた無党派層のうち、
200~300万人が自民党に投票したと考えなければ、説明がつきません。」
しかし本当にそうでしょうか?計算してみました。
このサイトが、無党派層の比例区投票先を記事にしています。
それをもとにして、無党派層のうち自民党に投票した人が
どのくらい増えたか計算してみました。
前回と有効投票数:5600万(有権者数が1億400万人と投票率54%より推定)
前回の選挙の無党派層18%のうち自民党に入れた人は14%
前回の選挙で、無党派層の内、自民党に入れた人:141万
今回の有効投票数:5800万(有権者数が1億400万人と投票率56%より推定)
今回の選挙の無党派層14%のうち自民党に入れた人は23%
前回の選挙で、無党派層の内、自民党に入れた人:187万
差は187万-141万=46万
確かに今回の選挙で無党派層のうち自民党に入れた人は増えました。
しかし、前回の選挙でリベラル系の無党派層の200~300万が自民党に入れた、
とするには桁がちがいますが、いかがでしょうか?
