中国が攻めてきてもアメリカが尖閣諸島を守ってくれると考えている日本人が多いようです。確かにアメリカの元国防長官マティスは、「尖閣諸島は日米安保条約5条の適用範囲だ」と述べています。安保条約5条は「各締約国(日米両国)は、日本国の施政の下にある領域における、いずれか一方に対する武力攻撃が、自国の平和及び安全を危うくするものであることを認め、自国の憲法上の規定及び手続に従って共通の危険に対処するように行動することを宣言する」とうたっています。しかし、天木13)はこれについて次のように述べています。『(5条の条文)を素直に読めば、米国が米兵の血を流してまで日本を守る義務はどこにもない。あくまでも「共通の危機に対処」するだけだ。しかも、米国は米国の「憲法上の規定と手続きに従って」対処するだけだ。米国議会が承認しなければ対処できないのである。』日本の小さな島を守るため、米国議会は米兵が血を流すことを承認してくれるのでしょうか?