2022/10/8追記:アップデートv1.23にて、サスセッティング及びディファレンシャルの数値でのPP計算が廃止され、それらにどの様な設定をしてもPPが変動しなくなりました。よって、このブログ記事の内容は現在、殆ど意味の無いものとなってしまいました…まぁ、どうか昔を懐かしむ感じで読んでやってください…w

 

 

 

どうも皆さん、チームザイビクス・隊長のnobleです。

最近、色々ありましたね。

近頃のGT7を取り巻く状況は、あまり喜べるものではないです…

もう少し、少しでもいいから、PDIにはユーザーに耳を傾けてもらいたいものです。

 

 

 

まぁ、それはともかく今回の話題は、GTシリーズ特有の性能数値、PPについてです。

事の発端は、ある日の事。

 

「セッティングでPP変わるね。ちょっとサスでPP稼いでみるか」

そう思い、PPを今までより少し上げたセッティングにして、乗ってみると…

 

「…何だこれw真っ直ぐ走らねぇ〜www」

すごく不安定な挙動になって、むしろ、遅くなったのです!

 

 

 

 

…(なんかもう、今回の議題の結論、既に答え出てないか…?)

うーん、でも、念には念を押して、とりあえず検証開始!

 

 

 

1.そもそもPPって何?どうすれば上がる?

PP(パフォーマンス・ポイント)とは、グランツーリスモシリーズ独自の車の総合的な性能を示す数値です。GTのオンライン化と同時に登場し、基準は作品毎に違います。GTSでは一度廃止されましたが、7で復活、再登場しました。

 

GT7では、主に以下の項目がPPに影響してくると考えられます。

・タイヤ(グリップ力の高いタイヤほどPPも上がる)

・最高出力(高ければ高いほどPPも上がる)

・車体の重量(軽くなればなるほどPPが上がる)

・前後重量バランス(極端に偏ったバランスだとPPが低くなる)

・エンジン特性(同じ最高出力でもアンチラグシステム等によりエンジンの性格が変わるとPPも変化する)

・ブレーキ性能(制動力が高いほどPPも上がる)

・変速機系の性能(クラッチやトランスミッション等を性能の良いものに変えるとPPも上がる)

旋回Gの数値(高ければ高いほどPPも上がる)

※かつてトランスミッションのセッティング内容でもPPが変化しましたが、最近のアップデートで廃止されました。

 

セッティングで大きく変化するのは、「旋回Gの数値」です。今回はこれにフォーカスしていきたいと思います。

 

 

 

2.旋回Gとは?

「G」、すなわち「加速度」とは、地球の重力を1とし、それを基準に物質が動いた際にその物質にかかる様々な方向からの力を表す数値の単位です。車やジェットコースター等の乗り物に実際に乗ると、曲がった動きをした際に曲がった方向と逆方向に自分の体がシートに押し付けられますよね?あれが「旋回G」です。

 

では、旋回Gはどうなると高くなるのでしょうか?

 

答えは簡単です。

「速い速度で曲がる」のです。

で、さらに今回の議題に合わせて言えば

 

「タイヤがグリップしてようがしてなかろうが、とにかく一瞬でも速い速度で曲がる事ができればいい」のです。

 

つまり…

「一瞬でも速い速度で曲がる事ができれば、PPは上がる」のです。

 

初心者の人なら「どういうセッティングをすれば、曲がるの?」と思うでしょうが、

これも簡単。

「PPが高くなるセッティングをすれば、曲がる」のです。

GT7ではセッティング中に「計測する」ボタンでPPを計算する機能がありますので、これを数値を少しづつ変えながら確認すれば、「曲がる」セッティングになります。

しかし、前述したように、

PPだけを重視したセッティングをすると、とんでもなく乗りづらくなります。

じゃあどうするか…それは、前回「#1 「乗りやすいセッティング」とは?」で丁寧に説明したつもりなので、こちらも読んでみてください

 

 

3.実走検証

検証に使うコースは、東京エクスプレスウェイ・中央ルート外回り。

クルマはこちら。

日産・S15シルビア(ワイドボディ)

(リバリーがGT7のニュースフィードに「ブログ始めました」と宣伝するための写真投稿用に急遽作ったもののままで不恰好ですが、そこは何とかお許しくださいw)

 

まずは、普段から乗り慣れたセッティングで乗ってみます。

ファステストラップ(一番速い1周のタイムの事。以下、FL):1'09,971

乗った感想:速いし曲がるし、扱いやすい。若干加速時に後輪がピーキーだが、まだ許せる範囲。思い通りに動かせて、乗っていてとても楽しい。自分で言うのもなんだが、流石自分に合わせたセッティングである。

 

自画自賛がどうかは置いておいて、次に

「とにかくPPが上がるセッティング」を作り、乗ってみます。

FL:1'17,979(と言うか、あまりにもまともに走らなさすぎて嫌になって1周しかちゃんと走ってないヨw)

乗った感想:不安定すぎる。曲がるとか曲がらないとかの問題じゃない。無事に1周走り切る事すら難しい。

 

…まぁ、結果はわかりきってはいましたが、そういう事です。

 

…しかぁし!!!ちょっと目の肥えたドライバーならこう思うかもしれませんね。「ちょっと待った!じゃあ最初からアンダーなFF車なら、オーバー気味なくらいのセッティングの方が挙動がプラマイゼロになって、丁度よくめちゃ速くなるんじゃないか?」と。

 

だから、やりましたよ。

EK9でも…PP重視セッティングを!!!

ホンダ・シビックタイプR'98(ワイドボディ)

普段全然乗らないけどとりあえずフルチューンだけはしておいたEK9。まずはとりあえずそれなりに走りそうなセッティングにして、乗ってみます。

 

FL:1'17,483

乗った感想:曲がらない。そのくせ後輪のグリップを唐突に失う事がある。乗っていてあまり楽しくない。もっと安定するセッティングにしたら楽しかったが、タイムは遅かった。でも、とにかくエンジンは最高である。VTEC最高!ンバアァァァァァァァ!!!

 

東京エクを走り慣れた人がEK9で15秒台を出しているのをみた事があるので、このタイムは相当遅いと思います…セッティングも煮詰まってないですし。

 

で、本題のPP重視セッティング…結果はいかに!?

FL:1'19,492

乗った感想:さらにコーナー進入時にアンダーになるし、さらに後輪がグリップしない。これじゃ安心してンバアァもできない。

 

…あれれ?オーバーステアになるどころが、むしろ曲がらなくなってる!?

そうなんです。実は「FF車はオーバー気味なくらいのセッティングの方が挙動がプラマイゼロになって丁度よくなる」等という考え方は、

 

あまり正しいとは言えません。

 

リアの軽いFF車こそ後輪が滑りやすく、いかに後輪のグリップを稼ぐかが大事で、そもそも後輪がグリップしないと曲がらないのです…!(じゃあ何でPP高くなるの?と思うかもしれませんが、そこまでは私にもわかりません…w)

 

 

 

4.結論

速いセッティングを目指すなら、

 

「乗りにくくならない程度にPPの高いセッティングにする」

 

これが大事ですかね。ただ安定性ばかり求めていては、ただの曲がらない遅いクルマになりますから。

逆に不安定なクルマを乗りこなせる腕があるのならちょっと無理をしたセッティングが速くなる事もありますが、みんながみんなそうはなれません。

とにかく走ったり弄ったりを繰り返しながら、自分に合ったセッティングを見つけ出してください!

 

 

 

5.最後に

…やはり検証するまでもなかった!時間の無駄!

 

…そんな事より、ですよ。

もっと大事な事を、実行出来ずにいます。

 

「チームメンバー募集」です。

 

現在メンバー数たったの2名。そもそもチームザイビクスに入りたいという人なんているのか、いたとして、その人がメンバーに相応しくない場合「お前は無理だ」なんて事をするのが許されるのか…

そして、迷いに追い討ちをかける様に、私の実生活も多忙になってきています。

 

チームなんて運営している暇などあるのか?

 

ブログだけは続けようとは思っていますが、もしかすると「週刊」じゃなくなるかもです…それでも「週刊東京EXランナー」というタイトルは気に入っているので変えませんがねw

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

 

次週、

あるいはGT7の東京エクスプレスウェイでまた会いましょう!