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まぁ、このブログを見に来るぐらいの
人であれば知らない人はいないと思うけど、
知らない人にざっと説明すると、
主人公・伴省吾は福岡育ちの
熱くなったら止まらない
こまった性格を持つ駆け出しのイタリア料理人。
物語は伴が大学4年生の頃から始まる。
バイト先はイタリアン・レストラン、
そこのシェフから
後輩で六本木で店をやっている奴がいるので
夏休みの間行ってみないか?と持ちかけられる。
料理の腕に自信があった伴は
「東京がなんぼのものか見てきちゃる!」
と鼻息荒く乗り込んで行ったが
そこにまっていたのは
鉄拳制裁も辞さない先輩・上司香取をはじめ、
一癖も二癖もある飲食業界・お客さんたちと繰り広げられる
挫折と苦悩の連続だった。
現在連載が長期に渡った為に
二部構成となっており、
第一部は伴がバイト君から
いっぱしのクォーコ(コック)になるまで。
第二部は舞台を六本木から
横浜に移してタイトルを
「バンビーノSECONDO」となった。
このマンガを見て
熱くなれない男は
チ○コ切り落とせ
このマンガは男の子が男になるお話である。
狭い仲間内で天狗の鼻を伸ばしていたが、
社会にもまれて鼻をもがれて、
叩き潰され、地べたに這いつくばらされ、
そこから立ち上がって行くマンガである。
と、いうのが第1部。
第1部に関しては大絶賛である。
第2部?あ、最新刊の話だっけ?
土屋編終わりました。以上。
いいから、第1部の話をさせろ。
立ち上がらずに駄々をこねる奴はまだ子供だ。
立ち上がれなくても這いずってでも前に出る奴、
これを成長という。
自立して自分の足で歩いている人、
これは大人の「男」である。
伴、通称バンビーノ、意味はヒヨッコ。
男なんてものは子供が産めない分、
社会に取っては重要な存在ではない。
いかにして自分を必要とされるか
自分の存在意義を
自分で獲得しなければいけない。
その中には辛い事もあるだろう。
これは読んでない人には
ネタバレだが
バンビーノでは学生時代から
付き合ってきた彼女と別れる。
伴が東京で自分を試したいと考えていたが
彼女は地元福岡で仕事したいと考えていた。
意見の相違はまとまらず、
嫌いではないのに別れてしまう。
そして彼女は地元の会社で知り合った男と
結婚するのであった……。
つらい、辛いねぇ……。
どれくらい辛いかというと
同じような環境だった
友人のT君にうっかり
このマンガ熱いといって貸し出したら
鼻水まじりで号泣しながら読むぐらい
辛い話である。
男はセンチなんです。
第1部はもうほんと、
社会人の20代男だったら
共感せずにはいられない
等身大のストーリー。
自分というのはなんなのか。
恋愛とか仕事ってなんなの。
苦しいけど進むしかないんだよ。
そんな野郎どものバイブルになりうる
いいマンガである。
ほとんどの男は河原の石だ。
山の上に居座っていたときは
そりゃあ大きな石だったろう。
しかし川の流れに飲まれ、
削られ、どんどんどんどん
身は小さくなって行く。
そして最終的に河原の小さな石になる。
所詮河原の石。宝石ではない。
でも、最後になんらかの形は残るんだぜ。
だったらなるべくなら拾ってもらえるほど
綺麗な石になりたいじゃないか。
拾ってもらえなくても
消えてなくならなかった
河原の石じゃないか。
誇りを持て。
俺らは河原の石だと!
ちなみに、20代の頃、
ヤクザな本業はあれど、
どうしても厨房で働きたくて
(飲食業も水商売ですが,
本業はもっと酷い)
本業の会社勤めをしながら
休みの日に厨房で働いてた事があった。
転職時、厨房が面白くて
専業でやってた時期もあった。
(その後、今の会社に入ったんだけど)
そんな僕から言わせると、
第1部の厨房シーンの戦場描写は凄いリアル。
忙し過ぎて息をするのも忘れるぐらい
周りが静かになっていく、
あの描写をかける漫画家がいるとはなぁと感心した。