こういう時の吹雪は普段の吹雪とまるで違う。

鼻にシワを寄せて牙を剥き出して背中の毛を逆立て

目を見開き低い声で唸りながら、太い声で威嚇吠えを続ける。

その風貌はまるで狼。

私が止めても私の声は聞こえていないし、

私が全く見えていない。


そんな吹雪は日中は、新聞屋も郵便配達も水道ガスメーターで敷地内に入る人に対しては吠えず、

無言で私のところまできて、誰か来たよと私の顔を見て目で教えてくれる。


涼しいガレージの床で寝ていても

知らない配達員が来たりすると

いつものトラックの音→安心。

初めての配達員→警戒。

いやぁぁぁぁ〜知らない人が来たよ〜〜〜って吠えることはなく

一目散に私の仕事場にきて私の椅子の下か椅子と壁の間に挟まって身を隠す。

ほんとこういう時の吹雪は平和主義でへなちょこ。

私が玄関で配達員との会話を聞いて

この人は安全だなってインプットしているよう。




能ある鷹は爪を隠す、なのか………?

犬は視覚がなくても聴覚で全てを把握して

教えなくても自分で考え、害がある人、害がない人を判断しているよう。


↓こんな可愛い顔して怒ると怖い。



吹雪のキレた顔。

頭の毛がボワッと。

やんのか、コラァ〜〜〜(吹雪)

やらんでヨシ、後ろで止める私。




ちなみに椿は最前線で闘うタイプじゃなく

身の危険を感じたら私を叩き起こして

私を最前線で闘わせるタイプ笑い泣き

私の後ろの安全な位置から吠えるという………

椿にとっては私の方が攻撃力があると勘違いしている………

それでも自分の牙を私に当てたらいけないことは分かっていて

オヤツの時はそーっとオヤツに口を近づけて

前歯でオヤツの端っこを齧って唇で包んで自分のお気に入りの場所で食べている。


↓見た目は怖いけど、中身は羊。

でもドッグランとかで攻撃を受けた時にするムキ顔は大迫力。



レアな椿のムキ顔。

やる時はやる。

なんじゃ〜〜〜い(椿)

秋田犬はこう見ると怖いな………




さて、私の指は吹雪が誤って私の指をジャーキーごと噛んだ事に気付いてすぐ口を開けたので

上下私の指の骨に奥歯が当たったところで止めてくれたので指は繋がっています。

幸い神経なども問題なく、

奇跡的に雑菌も入らなかったのか化膿もしてないし

痛みもほとんどない。

※犬が噛んだ場所は傷がひどくても化膿して糸が抜けるので縫ってくれない。


私の手首2つ分の太い鹿の背骨を簡単に噛み砕くので

犬って信頼関係とモラルだけで人と繋がっている。

何気に怖いのが、

吹雪が年老いて認知症になった時強制給餌中に噛まれるんじゃないかと…………滝汗滝汗滝汗



それでも認知症になっていいから

ちゃーんと長く一緒に居てね。

最愛の相棒達へ。