声が小さいとお悩みの方へ~喉を開く重要性 | カラオケ恐怖症!!高い声が出ない、歌が上手くなりたいあなたへ

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「カラオケで歌うのが怖い」、「高い声が出せない」、「歌い方がよくわからない」、「音が合っているかもわからない」。様々あるカラオケに関するお悩みを、プロの歌手も生徒に抱えるボイストレーナーの中平亮が、徹底的に解決させます!

こんばんは、ボイストレーナーの中平亮です^^


更新がなかなか出来ず申し訳御座いませんでした><


今日、私の別の歌に関するブログで、「喉を開く重要性」について書きました。


この、喉を開くというのは、歌の世界だけではなく、会話での発声にも大変重要になってくるのです。


声が小さい、声がこもってしまう、そうお悩みの方は是非このまま読み進んでみてください。


それでは、もう一つのブログから転載致します。



【喉を開く事の重要性~2012年、発声のまとめ~テーマ】


こんにちは^^

ボイストレーナー、歌声カウンセラーの中平亮です。


昨日お伝えした様に、今日から数日間は2012年の締めくくりとして、改めて発声に重要な事を、2012年12月の僕の脳みそで記録していきたいと思います。


生徒さんが変われば、癖も弱点も、伸ばしていきたいと思う「良い個性」も違う。

Aさんが解りやすいと喜んでくれた言葉が、必ずしもBさんが理解出来るとは限らない。


僕のレッスンスタイルが、生徒さんによってアプローチ法法を変えていくやり方なので、

「こんな伝え方もあったのか…」と、正直、自分自身ビックリしてしまう事もあるのです。

というのも、生徒さんが「この感覚、○○な時と似ていますけど合ってますか?」とよく教えてくれるからです。
※○○という表現は、秘密にしたのではなく、様々なパターンが考えられるからです。


発声や歌唱は感覚がとても重要になってくる以上、一筋縄にはいかないものなんですね^^


これは、発声理論が生徒さんによって変化してしまうという事ではありませんからね。


あくまでも、感覚を掴んで頂く為のアプローチ法法です。



どんなに素晴らしく、何一つ間違えのない理論を並べても、教わる側が理解出来なければ意味がない。


それが僕の指導方針なんだなと、改めてそう思います。


ただ、まだまだ僕の引き出しでは足りないものがあるのも事実です。


2012年はまだ終わっていませんが、2013年も指導方針を曲げず、日々精進して参ります。




前置きが長くなりましたが、今回僕が特にお伝えしたい事は三点あります。


その中からまず一点目、「喉を開く」というテーマで今回は書かせて頂きます。


歌を学んでいく上で、必ずと言っていい程出てくる言葉ですので、歌を学んでいらっしゃる方にとってはかなりポピュラーな言葉ではないでしょうか。


しかし、喉を開くってどういう意味でしょう??


実際に生徒さんに問いかけてみると、よく解らないというのが大半でした。


僕はこう伝えます。


「舌根が下がり、喉チンコが上がり、息の通り道が広くなる状態です」と。


ただそうは言われても普段意識して行っていなければ、これ意外と難しいんですよね。


鏡の前で口を大きく開いてみてください。


喉の奥が大きく、広く見えますか?


喉チンコが舌根で隠れている状態では、喉が開いているとは言えません。


その状態から抜け出せない人は、鏡の前で、口を大きく開き、口から勢い良く息を吸い込んでみてください。


どうですか?まさに舌根が下がり、喉チンコが上がり、喉の奥がしっかりと見えたのではないでしょうか?


その状態こそ、喉がしっかりと開かれている状態です。


この喉を開くという状態を、息を吸い込んだりしない状態で作れる様にならなければなりません。


喉が閉じた状態での発声では、声帯に負担が掛かり、響きも悪く、首を絞められて無理やり搾り出した様な声になってしまいます。


この喉を開くという事は必ず出来る様になっておきましょう。


普段の生活の中でも、大きな「あくび」をした時など、理想的な喉の開き方をしている事がありますよ^^



【喉を開き方を覚えてからの注意点】


ただ、大きな口を開けて息を勢いよく吸い込んだり、あくびをした時の状態をキープしたまま歌おうと思っても無理なのです。


上記二点の状態で覚えなければならないのは、あくまでも「舌根が下がり、喉チンコが上がる」という喉の開き方であり、


口を縦に大きく開いたまま、下の顎(あご)の力が入っている状態では発音が出来ません。


ですので、極端に口を閉じている時でも喉を開ける様にならなければなりません。


意識すべきは下の顎ではありません。


あくまでも「舌根」と「喉チンコ」であり、


「舌根」と「喉チンコ」との間隔を出来る限り広く保とうと思う事が大切です。


そして同時に、一語一句しっかりと口を動かして発音する様にしましょう。


ここまでをしっかりと理解出来た生徒さんから次に多い質問が、「母音」によって喉を開く状態をキープ出来なくなるという内容です。


例えば、口をしっかりと動かしながら「い」と発音する時と「う」と発音する時、これは「あ」と発音する時とでは口の形が大きく違います。


これは同時に口の中の形まで変わってしまい、それによって、「あ」と発音する時は喉をしっかりと開けるものの、「い」や「う」の状態では喉の開き方が解らないという事です。


この問題点の解決方法は、裏声で誰かを「フゥー」と茶化す時、その時の喉の形が「う」を発音する時の喉の開き方です。


「い」を発音する時も同じ様に、「ヒィー」と発声してみてください。


その時の喉の形が「い」を発音する時の喉の開き方です。



喉を開くという事が出来ているのと出来ていないのとでは、雲泥の差があります。


特に裏声が出せないとお悩みの方で、喉を開けていない方は本当に多いです。


裏声が出せずに悩んでいる方は、鏡の前で喉を開く練習を日々行ってみてください。


喉を開くだけでは発声練習とはいえませんが、声を出す事以上に大切な事だと思います。



他にも、ある程度歌える方で「喉開けてなかったかも…」と思った方は是非行ってみてください。


恐らく、直ぐに効果を体感出来ると思いますよ^^



そんな訳で、今回は「喉を開く事の重要性」についてお話をしました。


次回は、「呼吸の重要性」についてお話をさせて頂きたいと思います。


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以上になります。


それでは、また書きますね^^

ボイストレーナーの中平亮でした。