ノルマンディー橋
エトルタの海岸から、この日の宿泊地、ドーヴィルまでの移動。
途中、ル・アーブルからセーヌ川を渡るとき、有名なノルマンディー橋を渡ることに。
この橋はセーヌの北側にあるル・アーヴルと南側にあるオンフルールを結んでいます。
橋全体の長さは2143.21m。
そのうちの、856mが主塔間の距離、つまり中央径間です。
一番高いところは、セーヌ川から59.2mの位置までぐぐっとのぼっていきます。
1995年1月20日に開通した時は、主塔間の距離は世界最長だったのですが、
その後、瀬戸内海にかかった多々羅大橋が1999年に34m差で破ることになりました。
現在は、斜張橋の中では世界で5番目に長い橋となっています。
こちらがその橋。
これはル・アーブル側のパーキングから撮ったものです。
こののぼっていく角度。
すごいものがありますね。
斜張橋と一般のつり橋の違いとして、
同じ径間にするには、主塔の高さをちょっと高くしないといけない。
また、のぼっていく角度も急にしなければいけない。
ただ、工費が安く上がるという利点もあります。
昔は、構造計算がとっても複雑だったため、大規模のものは造られませんでした。
しかし、現代ではコンピューターシュミレーション技術が発達して、
大規模で複雑な構造計算ができるようになったので、
これからどんどん増えて行くんでしょうねぇ。
ちなみにこの橋の主塔間の距離、垂直に建っているにもかかわらず、
根元部分と先っぽ部分で、約4cmの差があります。
上の方が4cm長いんですね。
やっぱ、地球は丸いんですね。