猫のお見舞い。 | 新着メール1通

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日々の思いや想い。考えること。毎日を楽しく彩れますように。

夜のコンビニで、猫のごはんを探した。

どれぐらいぶりだろう?
自分自身で選んで買ったのは。

人間がどれにしようか迷うみたいに、
猫のごはんにも種類があって、

どれがいいかな、とか、
どれなら喜んでくれるだろう、とか。

今の状態を気に掛けながらも、
できるだけ合いそうなものを5種類選んだ。

風邪をひいた時、
人は、おかゆを食べることがある。

猫用の缶詰に水を足して煮たものなら、
少しずつ食べてくれたらしいから、

ああ、猫だって同じなんだなぁって、
ぽつりと、思いながら。

選んだお土産を片手に、
久しぶりに会いに行ったあの子は、
変わらない顔でそこに居た。

いつもどおりに、おめめパッチリ。

体は少し痩せたようで、
お腹でしている呼吸も早いけど、
甘えるように擦り寄ってくれた。

いつもなら、
ここでこうして甘やかして、
構ってあげると突然ガブリと噛みついて

気まぐれにプイっと、
すぐに離れてしまうのに。

ずるいと思った。

今日はずっとおとなしく、
ゴロゴロとのどを鳴らして、
気持ちよさそうに傍に居るなんて。

ふわふわで、もふもふ。

やわらかな毛並みを通して、
温かい体温が伝わってきた。

あとどれくらい、
この温もりを感じていられるんだろう。