※ この記事はYAHOO!ブログにて2015年4月21日にブログアップされたものを編集し、再度Amebaブロクにブログアップしたものです。
『SPIKE ISLAND』
(1CD) 1990.5.27 SPIKE ISLAND WIDNES UK
Sound Quality:C Performance Quality:C
ローゼズの歴史上絶対に外すことの出来ない一大イベントであるスパイク・アイランドの音源です。
裏ジャケはスパイク・アイランドのチケットをデザインとして使ってあり素晴らしいのですが、表ジャケのイアンがスパイク・アイランドのものでないのが残念です。
それから肝心の音源はオーディエンス録音で、PAの状態が悪いという条件も関係していると思いますが、残念ながら音自体が遠く、不安定で回ってしまっており、決してブート初心者にはすすめられない音質です(笑)。
しかし、ローゼズファンを語るなら、ローゼズの絶頂期を象徴するライブとして聴き逃してはいけない音源ですね。
1.I WANNA BE ADORED / 2.ELEPHANT STONE / 3.SHE BANGS THE DRUMS / 4.SHOOT YOU DOWN / 5.ONE LOVE / 6.SALLY CINAMMON / 7.SUGAR SPUN SISTER / 8.STANDING HERE / 9.FOOLS GOLD / 10.WHERE ANGELS PLAY / 11.WATERFALL / 12.DON'T STOP / 13.SOMETHING'S BURNING / 14.MADE OF STONE / 15.ELIZEBETH MY DEAR / 16.I AM THE RESURRECTION
演奏自体でいったら、ブラックプールやグラスゴーグリーンでの演奏がはるかに素晴らしいのですが、史上最悪の場所での巨大なパーティとなったスパイク・アイランドに関するコメントとして写真家デニス・モリス氏の素晴らしいコメントがありますので紹介します。
「“Spike Island”では集まったファンは出演するバンドと同じくらい重要だったので、私はよく彼らを撮影していた。これだけの人々が集まることは10年に一度起こるか起こらないかだ。その瞬間を記録する、こんなチャンスに恵まれたことは本当にラッキーだった。その日の演奏はあまりよくなかったが、そんなことは重要ではなかった。なぜならそこにはとにかく刺激的な空気が流れていて、そういった人々を集めることができるということはある意味、ザ・ストーン・ローゼズはプレイする以前からすでに“勝ち”を手に入れていたということなのだ。」
「パンクは偉大な影響を世代に与え、音楽をも変えたが、ザ・ストーン・ローゼズの“Spike Island”や“Glasgow Green”のような伝説を残すことはなかった。」
もうこれ以上の褒め言葉が見つからないくらい素晴らしいコメントですね。