竜崎伸也は、警察官僚である。現在は警察庁長官官房でマスコミ対策を担っている。原理原則を遵守するその朴念仁ぶりに、周囲は〈変人〉という称号を与えた。だが彼はこう考えていた。エリートは、国家を守るため、身命を捧げるべきだ。私はその信条に従って生きているにすぎない、と──。組織を揺るがす連続殺人事件に、竜崎は真正面から対決してゆく。警察小説の歴史を変えた、吉川英治文学新人賞受賞作。

 

父のために全巻単行本で揃えて送った。

単行本の新刊は2年ぐらいで消えるようで、ほぼ古本だったから思ったより安価。

で、ついでに私も一気読み。

やっぱり面白い本は最初から面白いんだよねぇ。

最初の『隠蔽捜査』から猛スピードで事件続発で、こんなに長いシリーズなのにもうこんなとんでも展開にして話続くの?!の連続。

いや、シリーズ後半はスピンオフだったり似たような展開だったりはするんだけど、キャラが立ってるんでしょうがない。

 

中でも最高傑作は二作目の『果断』かなと思う。