ガルシアマルケス『百年の孤独』
南米の僻地での一族の創成から終焉までの100年。同じ名前や似た名前が続々と出てきて始めのうちは冒頭の名簿見ながら確かめたけど、中ぐらいからはどうでもよくなってグチャグチャのまま読み進めた。100年の間に戦争が起こったり水害が起こったりするんだけど、結局は始めから終わりまでほぼどうでもいいような嘘か作り話混じりの下世話な世間話が詰まってる。100年分。400ページくらいだったんだけど読み辛くて2週間掛かった。何度も読むの止めようと思った。二度と読みたくないのでオチ書いておく。何度も死んだり生き返ったりするヨーロッパから来た詐欺師のような物売りが置いていった歴史書か預言書がこの一族と同じ道を辿っている物語で、それを読み解くことが出来たのが一族最後の男子で、自分が死んで一族が滅びると分かって絶望したが、その書すらボロボロに崩れて砂嵐に飛ばされた。百年の孤独ってのはつまり、似たような名前の家族が続々と出来た大家族の100年だったんだけど、そのどこにも愛情の無いただの孤独な集団に過ぎなかった。ってこと?