13年間の人工透析 の末 生体腎移植 を行った その体験記 -10ページ目

13年間の人工透析 の末 生体腎移植 を行った その体験記

2002年日韓W杯の年に、慢性腎不全から人工透析治療を導入し、
2014年ブラジルW杯の年に、生体腎移植を決意し
2015年カナダ女子W杯の年に、移植手術をした筆者の
腎移植の体験と、13年間の人工透析生活の体験を書いています

水を飲むのと、

トイレに行くのが


今の仕事です



最後に透析をしたのが

手術の前日の6月23日


それから丁度20日経過しました



透析が必要な人が

20日間も透析をしなければ、


尿毒症が悪化して

とっくのとうに

あの世 へ逝っています



それが、こんなに元気でいる、

ということは


新しい腎臓が

しっかり仕事をしてくれている


ということになるわけで

改めて、移植が成功したんだ!

という実感が湧いてきます。



術後、尿量が増えたこともあり、

体重はどんどん減っています


最初の10日間で、5kg


天皇の料理番の

鈴木亮平「兄やん」

にはおよびませんが

激ヤセです。





昨日、手術後初めて青空を見ました

今回は、手術当日のお話しです

もちろん私は全く記憶がなかったので、
後から聞いた話です


朝の9時にまず
妻から手術室に移動開始です

3階の手術室まで、
車椅子ではなく歩いていきます
家族も3階のエレベーターを
降りたところまでは、
つきそいます

続いて、私も手術室に
家族と向かいました
そして私は妻の隣の
手術室に入りました。


部屋に入るとまず、
硬膜外麻酔というのをします。
これは、術後、全身麻酔がとれたあとの痛みに
対応するものです

横向きに寝て、
背中に管を入れていきます

手術の中では、
結局これが一番痛かったです
次に点滴の針を刺したのかな


そして、全身麻酔のマスクが
口を覆いました
覚えているのは
そこまでです

名前を呼ばれて
目を覚ましたときは
もうICUに居ました

目が覚めたとき、午後の3時くらいかな 
という感覚でしたが、

実際の時間が、午後8時半
と聞いて、びっくりしました


想定していたより、
手術時間が一時間ほど長かったのですが、

その理由は
妻の腎臓の摘出に
時間が掛かったためです

もっとも、手間が掛かることは予め判っていました

腎臓からは腎動脈が
腹部大動脈とつながっています

ところが、全体の3割から4割の方は
この腎動脈が二本あるそうです
妻も二本持ちだったのです

最近は画像処理が精細になり、
術前に判るようになったそうです

手術の際、二本とも取り出し、
二本の血管を一本に
まとめる処理が加わるので
時間が掛かったようです

こうして取り出された
妻の腎臓はプリプリだったそうです


血管の吻合が終わると、
尿が出るのを待つのです


一般的には、
30分位で尿が出てくる
ようですが、私の場合、

何と、たったの4分で尿が出たそうです


妻の腎臓は、最上級の腎臓だったのです


私の体内での
収まりも良く、

移植手術の方は、
4時間で終了しました



このところ、ベットで不自由だったので、
スマホゲームでソリティアばかりで
あそんでいました。
病室なので、誰にも気兼ねなく、
不快感を与えることはありません
Screenshot_2015-07-11-05-09-59.png
苦行が続いています

昨年、生体腎移植を決断してから、
主治医から説明をうけたり、
ネットで検索したりして、

「手術」に関しては、
費用面からりスク、事故例まで
十分な情報を得ることができました。


また、今年に入り
手術日程も大体固まった頃

それまで、手術という局面にのみしか
気にしていなかったため

術後のことは全く考えていなかった
ことに気づきました

もちろん、ほぼ永続的に免疫抑制剤を
飲み続けなければならないことは
認識していましたが


さっそく「腎移植後」で検索すると
手術と同様に
多くのサイトがひっかかりました

内容は、どのサイトも概ね似ていて

しっかり抑制剤を飲み続け、
規則正しい生活をすれば
社会復帰できますと、

患者を安心させるためなのか
かなり「気楽なもんです」的な
表現がほとんどでした


しかし現実は、
苦行 の 一言 です


手術直後のICUでは、
体内に管が6本、
胸に心電図のコード
指はサチュレーション
両足はマッサージ機 と
完全に 縛られた状態です

まず翌日に
鼻から食道に入っていた管が
抜けました

しかしそれからしばらくは
全く変化がなく、

一般病棟に移ってから
一週間後にようやく
背中の痛み止めの管、
心電図、
指、
右手の点滴、
そして首の留置カテーテル 
と順次抜けていきました


最後が尿管のカテーテルですが、
こいつが一番厄介なのです。

時々、排尿感と
それに伴うムズムズ感、ブルブル感
(男性特有のやつですよ)
に襲われ、悶え苦しむことになりました


ただその苦行も
一昨日の7日に管が取れたことで
一応解消しました


が、さらなる苦行が待っていました

透析をしていると、
個人差はありますが

尿量が減っていき、
最後は無尿になります

すると、
膀胱に尿が溜まらなくなるので、
膀胱もどんどん縮んで行きます

その状態で、
新しい腎臓が入り、
尿が作られるのですが、

縮んでいる膀胱は
急には広がらないので、

要はトイレの頻度が、
30分から1時間に一回と
とてもトイレが頻繁になったのです

しかも昼夜関係ないので、
夜も寝ていられないのです

この状態が一週間くらい続くようです

まさに 苦行

さぁ、三日目の眠れぬ夜が
始まります
(´ヘ`;)