帯に短し襷に長しだなぁ、おめぇはよ。
と言われてふと振り返ると、縞模様の格子から光が漏れていた。
いやいや絹傘のほうもよ。と言おうとしたところ風が吹いて叶わなかった。
洗濯機の脱水がベランダのちょうど影になったところから、チョロチョロっと排水溝に流れていくときに鳴った電話から、バリに行くからと通達された。
そこで、おう、と返答したが何か必要なものがあったんだった。と鉛筆を片手にリュックを背負っていると母から泣き言があった。
お前の弟はジャカルタだと言うのに、こんな青空の日には街角の芝生へ行きたくなると言うことだった。私はと言いかけた途端に電話だ。
緑黄色のポールから向こうが影でこっちは日向なんだけど、白線やらでバッテンになってそこからアルファルファの線引きが始まっていた。今日は雑貨が安いんだったな、と思っているとまた風が吹いて、あの調味料を買うことを思い立った。
母から弟への手紙の中は付箋だけだった。