タイヤが危険な状態に!「ピンチカット」の症状です。 | 竹田市在住クルマ屋うえしま(りゅうちゃん)の記録 

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竹田市会々の(株)竹田整備工場に勤めています。
大分市のヤマハ専門オートバイ販売店YSP大分に勤めていました(R元年7月退職)
125cc大好きで複数所有。
4輪も大好きです。

長文で難しいことを時々書くかもしれないのでご注意ください。

おんせん県大分の竹田市在住、竹田市会々(あいあい)の(株)竹田整備工場に勤めている上島です。

今日のタイヤ交換。
これは危険!という例があったので紹介します。

写真のタイヤ、製品名「ES31」の横あたりが膨らんでいるのがわかりますか?
これは「ピンチカット」と呼ばれる症状です。


タイヤの高気圧が低下している時に段差などで強い衝撃を受けた時に、タイヤの内部が損傷することがあります。
この膨らみはタイヤ内部が損傷してしまったことによるもので、空気が漏れたりしませんがタイヤの性能は大幅に低下しているので、破裂などの症状に繋がる可能性があります。

タイヤの製造過程での問題ではないので、クレーム交換はできません。
運が悪かった、というより管理不足が原因です。

以前の職場(バイク屋)でも、10年で3回ほどこの症状を確認しましたが、ピンチカットそのものが知られていないので、お客さんから「クレームで対応してくれないの?」と言われましたが、それはできませんでした。

対策としては、「適正な空気圧調整する」ことです。
それだけでピンチカットが起きる可能性は激減するし、釘を拾うパンクの可能性は減るし燃費の低下も防げるしタイヤの変な減り方も防げます。

ということで、ピンチカットについて覚えていて欲しいのですが、それよりタイヤの空気圧調整をしっかりお願いします。
できれば月に1度、毎日乗るクルマより乗らない方が空気圧は低下しやすいので、お忘れないようお願いしますね!