冬タイヤの使用限界のサイン「プラットフォーム」を紹介します! | 竹田市在住クルマ屋うえしま(りゅうちゃん)の記録 

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竹田市会々の(株)竹田整備工場に勤めています。
大分市のヤマハ専門オートバイ販売店YSP大分に勤めていました(R元年7月退職)
125cc大好きで複数所有。
4輪も大好きです。

長文で難しいことを時々書くかもしれないのでご注意ください。

おんせん県大分の竹田市在住、竹田市会々(あいあい)の(株)竹田整備工場に勤めている上島です。

今日もタイヤの話。
それも、暑いこの時期に冬(スタッドレス)タイヤの話です。


たまたま整備で入庫していたクルマが、スタッドレスタイヤではなくオールシーズンタイヤを装着していました。

オールシーズンタイヤは、スタッドレスタイヤと夏タイヤの中間的な性格で、一年間通して使えるのが魅力です。
タイヤに「マッド&スノー」性能を持ったタイヤだと表示されています。

それが何故スタッドレスタイヤの話かというと・・・
オールシーズンタイヤは年間通して装着しているので、冬前に性能が落ちていたら交換します。

でもスタッドレスは、春になると外して、冬に夏タイヤと入れ替えますよね。
そのときに、使えると思ったらスタッドレスタイヤとしての性能が無くなっていることがあります。
その判断材料を紹介しますね。


指差しているところにある印が「プラットフォーム」と呼ばれる、スタッドレスタイヤとしての使用限度を表します。

この部分が接地面と並行になったら、タイヤとして使えますがスタッドレスタイヤとしては限界!なんです。

スタッドレスタイヤがあるから冬も安心、と思っていたら全然グリップしなかった、ということがあるんですね。


タイヤそのものの使用限界を示す「スリップサイン」は、プラットフォームとは別にあります。

先ほどの写真をみてもらうと、プラットフォームには溝があります。
スリップサインには溝がないので、ちゃんと区別できるようになっているんですね。

さて、プラットフォームが出ていたので冬タイヤとしてはダメなので、夏タイヤとして履き潰そう、と考える人も多いでしょうね。
実はオススメしません。

スタッドレスタイヤは、積雪・凍結路に特化したタイヤです。
そのため、ブレーキ性能や雨の日の性能は夏タイヤに比べて数段落ちます。
止まらない、ということがあって、私も経験したことがあります。

そこで、プラットフォームが出たスタッドレスタイヤは、早めに夏タイヤに交換がオススメです。
それじゃあタイヤ代がかさんでたまらない、という人のためにオールシーズンタイヤがあるんですね。

夏タイヤとスタッドレスの中間的な性格は、履き替える手間を省けますから、積雪や凍結がひどい地域でなければ検討する価値はあります。
グッドイヤーのオールシーズンタイヤを取り扱っていますので、興味のある方はお問い合わせくださいね。

ということで、スタッドレスタイヤの使用限界「プラットフォーム」についての紹介でした!